「AORUS GeForce RTX 5090 MASTER ICE 32G」のパフォーマンスをチェック
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今回はテストにATXフォームファクタのGIGABYTE「X870E AORUS PRO ICE」を使用しているが、基板からは100mm以上もはみ出ている。ただし、下2本の拡張スロットには干渉していなかった
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ここからは「AORUS GeForce RTX 5090 MASTER ICE 32G」を実際のPCに組み込み、パフォーマンスをチェックしていこう。テストPCのCPUにはRyzen 7 9800X3D、マザーボードはAMD X870Eチップセットを採用するGIGABYTE「X870E AORUS PRO ICE」を使用し、可能な限りDLSS 4に対応するゲームも用意している。またセッションの後半では、「Dual BIOS」や「Screen Cooling Plus」による冷却性能の違いも確認してみることにした。
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「GPU-Z v2.62.0」の結果。バスインターフェイスはPCI Express 5.0(x16)で、GPUクロックは瞬間的に3,022MHzまで上昇するのを確認した
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BIOSの情報を確認したところ、最大TGPは600Wに設定されていた
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「Edge View」やLEDのイルミネーションは「GIGABYTE CONTROL CENTER」から設定することができる
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ベンチマークテスト:3DMark:Speed Way
定番3Dベンチマークソフト「3DMark」の結果を確認していこう。まずはレイトレーシングやメッシュシェーダー、可変レートシェーディング、サンプラーフィードバックなどに対応する最新API DirectX 12 Ultimateを使用するWQHD解像度のテスト「Speed Way」からだ。
スコアは15,164、テスト中のフレームレートは約151fpsで、高リフレッシュレートな液晶ディスプレイの性能を十分に発揮することができる。ちなみに機材構成やドライバのバージョンが異なるため正確な比較にはならないが、「GeForce RTX 5090 Founders Edition」と比べても約5%スコアがアップしており、オーバークロックの効果も確実にあるようだ。
ベンチマークテスト:3DMark:Port Royal
続いて、影や反射にレイトレーシングを、それ以外の描画にラスタライズを活用するWQHD解像度のテスト「Port Royal」の結果を確認していこう。
レイトレーシングを使用する重量級のテストだが、スコアは38269、フレームレートは約177fpsでWQHD解像度までなら超解像技術を使わなくても高リフレッシュレートな環境でゲームをプレイすることができるだろう。