エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1504
2025.02.09 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
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純粋なレイトレーシング性能を計測するため、すべての処理にレイトレーシングを使用するWQHD解像度の「DirectX Raytracing feature test」のスコアも確認しておこう。
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さすがに「Port Royal」に比べるとフレームレートは低下しているが、それでも87.65fpsをマークし、テスト中の映像も終始滑らかに再生することができていた。「AORUS GeForce RTX 5090 MASTER ICE 32G」であれば、「Cyberpunk 2077」に実装されている「レイトレーシング:オーバードライブ」のような設定でもかなりのパフォーマンスが期待できる。
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NVIDIAの超解像技術であるDLSSのパフォーマンスを計測する「NVIDIA DLSS feature test」のスコアも確認しておこう。解像度は「3840×2180」、「DLSS version」は「DLSS 4」で、「Frame Generation」は「x2」と「x4」を選択している。
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「DLSS Off」では約85fpsだったのが、「Frame Generation」を「X2」にすることで約280fpsへと約3倍に向上した。さらに「X4」では約470fpsまでフレームレートが上昇し、マルチフレーム生成機能の効果は非常に大きい事がわかる。
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続いて、APIにDirectX 12を使用する4K解像度の重量級ベンチマーク「Steel Nomad」のスコアを確認しておこう。
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総合スコアは14,661、フレームレートは約146fpsで、ラスタライズ処理のゲームなら4K解像度でも高リフレッシュレートな液晶ディスプレイの性能を十分に発揮することができる。
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続いてDirectX 12を使用する定番ベンチマーク「Time Spy」のスコアを確認していこう。なお今回はハイエンドグラフィックスカードということを考慮して、プリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
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WQHD解像度の「Time Spy」ではスコアが36,553、Graphics test 2のフレームレートが約290fps、4K解像度の「Time Spy Extreme」でもスコアは18,935、Graphics test 2のフレームレートは約160fpsで、「Steel Nomad」からさらにパフォーマンスが向上している。
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「3DMark」系ベンチマークのラストは、APIにDirect X11を使用する旧世代のラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアを確認しておこう。なおプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
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フルHD解像度の「Fire Strike」では、Graphics scoreが110,000を超える圧巻のスコア。さらに4K解像度の「Fire Strike Ultra」でもフレームレートはGraphics test 1が約200fps、Graphics test 2でも約120fpsをマークした。ここまでの結果を見る限り、ラスタライズのみで描画するゲームなら4K解像度でも高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを用意したい。