エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1504
2025.02.09 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
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「3DMark」系のテストが一段落したところで、ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは⼈気MMO RPGの最新版「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークからだ。「グラフィックス設定」は「最⾼品質」を選択し、フルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類の解像度で計測を⾏っている。
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4K解像度でも最高判定「非常に快適」の目安になる15,000を楽にクリアし、フレームレートは171.09fpsに達する。またWQHD解像度では265.14fps、フルHD解像度では300.18fpsまでフレームレートが伸びており、240Hz~300Hzクラスのハイエンドゲーミングディスプレイを組み合わせたい。
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タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のゲーム内ベンチマークの結果を確認しておこう。「API」は「DirectX 12」、「総合品質」は「最高」、「レンダリングのスケール」を「100」に変更し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
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比較的負荷が軽いゲームということもあり、4K解像度でもフレームレートは363fps、WQHD解像度やフルHD解像度では600fps前後で、現在販売されている最高クラスのディスプレイを組み合わせた場合でもその能力を引き出すことができる。
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人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。「Apex Legends」にはプリセットが用意されていないため、できる限り高品質になるように設定して、射撃訓練場の一定コースを周回したときのフレームレートを「FrameView」で計測した。なお144Hzのフレームレート制限は解除し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を選択している。
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すべての解像度で300fpsのフレームレート制限に達してしまい、スコアは横並びになった。「Apex Legends」を「AORUS GeForce RTX 5090 MASTER ICE 32G」でプレイする場合、4K解像度までなら一切画質に妥協する必要はないだろう。
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バトルロイヤルゲームの中でも軽量級な「VALORANT」のスコアも確認しておこう。こちらもできる限り高品質になるように設定して、射撃場の一定コースを周回したときのフレームレートを「FrameView」で計測した。
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「AORUS GeForce RTX 5090 MASTER ICE 32G」には正直負荷が軽すぎるようで、いずれの解像度でも約1,000fpsで頭打ちになった。さすがに「VALORANT」がメインでこのクラスのグラフィックスカードを購入する人はいないだろうが、他のゲームの合間に嗜むというのであれば、「Apex Legends」と同様に最高画質でゲームをプレイできる。
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「アサシン クリード ミラージュ」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィック品質」は「最高」、適応品質は「オフ」、「アップサンプルタイプ」は「NVIDIA DLSS」、「アップサンプルクォリティ」は「バランス」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
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4K解像度でもフレームレートは約200fpsで、現在主流の144Hzクラスのディスプレイはもちろん、最新の240Hz対応モデルを使っている場合でも十分な性能を発揮する。またWQHD解像度やフルHD解像度ではCPUがボトルネックになり、いずれも230fps前後で頭打ちになる。