エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1504
2025.02.09 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
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さてここからはDLSS 4に対応するゲームをチェックしていこう。まずはオープンワールド型RPG「ホグワーツ・レガシー」からだ。「全体の品質プリセット」は「最高」、「レイトレーシング画質」は「最高」、「アップスケールタイプ」は「NVIDIA DLSS」、「アップスケールモード」は「NVIDIA DLSSバランス」、「フレーム生成」は「x2」と「X4」(4K解像度のみ)に設定。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測には「FrameView」を使用している。
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フレーム生成「x2」では274fpsだったのが、「x4」にすることで471fpsへと約1.7倍に向上し、DLSS 4のマルチフレーム生成機能の効果は非常に大きい。またWQHD解像度までは順調にフレームレートが伸びているが、フルHD解像度ではCPUがボトルネックになりスコアが伸び悩む。
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サバイバルホラーゲーム「Alan Wake 2」の結果も確認しておこう。「クオリティのプリセット」は「高」、「レイトレーシングのプリセット」は「高」、「解像度のアップスケーリング」は「DLSS」、「DLSS Frame Generation」は「x2」と「X4」(4K解像度のみ)、「レンダリング解像度」は「バランス」に設定した。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測には「FrameView」を使用している。
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「x2」と「x4」の差は約1.8倍で「ホグワーツ・レガシー」よりも広がっている。また最近のゲームの中でもかなり処理が重いこともあり、フルHD解像度でもスコアが頭打ちにならないのも注目したいポイントだ。
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オープンワールド型アクションRPG「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「クイックプリセット」は「レイトレーシング:オーバードライブ」、「解像度スケーリング」は「NVIDIA DLSS Super Resolution」、「DLSS Super Resolution」は「バランス」、「DLSS Ray Reconstruction」は「オン」、「Frame Generation」は「DLSS Frame Generation」、「DLSS Multi Frame Generation」は「x2」と「x4」(4K解像度のみ)に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
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「Alan Wake 2」と同じく「x2」と「x4」の違いは約1.8倍で、やはりマルチフレーム生成機能の効果は非常に大きい。またこちらもフルHD解像度でもCPUがボトルネックになることはなく、解像度が低くなるに従って、リニアにフレームレートが伸びている。
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ここからはDLSSオーバーライド機能によってマルチフレーム生成機能が利用できるゲームをチェックしていこう。まずは「Microsoft Flight Simulator 2020」からだ。
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DLSSオーバーライド機能は、NVIDIA Appから設定が可能 |
「グローバルレンダリング品質」は「ウルトラ」、「アンチエイリアス」は「NVIDIA DLSS SUPER RESOLUTION」、「NVIDIA DLSS スーパー解像度」は「バランス」、「DLSS フレーム生成」は「オン」に設定。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測には「FrameView」を使用している。
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「x2」と「x4」では約2.25倍もフレームレートが上昇し、これまでのテストの中では最も大きな差がついた。またもともとCPUの影響が大きいことから「x2」では、いずれの解像度でも160fps前後で頭打ちになる。
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「Microsoft Flight Simulator 2024」でもチェックをしていこう。「グローバルレンダリング品質」は「ウルトラ」、「アンチエイリアス」は「NVIDIA DLSS Super Resolution」、「NVIDIA DLSS スーパー解像度」は「バランス」、「DLSS フレーム生成」は「オン」に設定。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測には「FrameView」を使用している。
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「Microsoft Flight Simulator 2020」に比べると差が縮まっているが「x2」と「x4」では約1.9倍の差がついた。またこちらもCPUの影響が大きく、「x2」ではフレームレートは200fps前後で頭打ちになることから、マルチフレーム生成を有効にした4K解像度のほうがフレームレートが高くなっている。
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シングルプレイヤー魔法シューティングゲーム「アヴェウムの騎士団」のフレームレートも確認しておこう。「NVIDIA DLSS」は「バランス」、「フレーム生成」は「オン」で、その他は最も高品質な設定を選択。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測には「FrameView」を使用している。
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「Microsoft Flight Simulator 2024」と同じく「x2」と「x4」では約1.9倍の差がついた。またフルHD解像度ではスコアが頭打ちになることから、マルチフレーム生成を有効にした4K解像度のほうがフレームレートが高くなっている。