エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1506
2025.02.13 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
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ATX 24pinと12V-2×6ケーブルのみラウンドタイプで、それ以外はスリーブ調に加工されたモジュラーケーブル。数ある電源ユニット製品の中でも、かなり柔軟性の高いケーブルが用意されている |
「TC-1650T」のケーブルタイプはフルモジュラー式で、システム構成に必要なコネクタを備えたケーブルのみを接続する仕様だ。それぞれのケーブルは(24pinと12V-2×6ケーブルを除き)スリーブ調に加工されており、しかもその柔軟性の高さは特筆もの。PCケース内における取り回しの容易さはトップクラスだろう。
そしてコネクタについては、ATX 24pin×1、ATX 12V 4+4pin×2、12V-2×6×2、PCI Express 6+2pin×8、SATA×12、4pinペリフェラル×6という構成。特に2系統を備える12V-2×6ケーブルは高耐久な特別仕様であり、“甘挿し”を防ぐためのデュアルカラーコネクタを採用する点も特徴だ。電源ユニット側には温度センサーも備え、異常発熱を検知した際は電力供給を強制カットして事故を防いでくれる。
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主電源のATX 24pinケーブルは、ラウンド状に束ねられている。ケーブル全長は約600mmだ | CPU補助電源のATX 12V 4+4pinケーブルは2系統で、ケーブル長は約650mm |
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12V-2×6ケーブルはラウンド状に束ねられており、全長700mmと余裕がある。1本で最大600Wの電力を供給可能 |
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先端のコネクタを色分けするデュアルカラーデザインも特徴。奥まで挿し込まれていない“甘挿し”状態がひと目で把握できる | 12V-2×6コネクタが異常発熱していないか、監視するための温度センサーも備えている |
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PCI Express 6+2pin補助電源ケーブルは、1本に1コネクタのケーブルが4本、1本に2コネクタを備える分岐ケーブルが2本で合計8コネクタを出力可能。ケーブル長はいずれも約675mmだ |
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SATA電源ケーブルは1本に3コネクタを備える。合計ケーブル4本で12コネクタと、数は十分だ。ケーブル全長は約650mm(450mm+100mm+100mm) | 4pinペリフェラルもケーブル1本に3コネクタという構成。ケーブル2本で合計6系統を出力できる。ケーブル全長はこちらも約650mm(450mm+100mm+100mm)だ |
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モジュラーケーブルは余裕のある大きさの巾着袋に収められていた | C19コネクタを備えるACケーブル。アース線も備えている |
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スリーブ調のケーブルをまとめる際に重宝するケーブルコーム | ASRockロゴ入りの面ファスナータイラップ、結束バンドも同梱されていた |
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電源ユニットの簡易動作チェックが可能な電源テスター | PCケースに固定する際に使用するネジも付属する |