エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1506
2025.02.13 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
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「Taichi」シリーズらしさが漂う外観から、その気になる内部構造までを観察したところで、ここからはいよいよ「TC-1650T」の実動テストを進めていこう。検証にあたり、CPUは16コア/32スレッドのAMDフラッグシップモデルRyzen 9 9950X、グラフィックスカードはTGP 575Wを誇る最新GPUを搭載したNVIDIA「GeForce RTX 5090 Founders Edition」を用意。同シリーズのAMD X870EマザーボードASRock「X870E Taichi」とともに、ウルトラハイエンド構成のシステムを構築している。
なお検証においては、システムの主要パーツに用いられる+12Vの電圧変動を詳細に観察。ATX電源コネクタとCPU補助電源コネクタ、12V-2×6コネクタの3ヶ所にデジタルマルチメータを接続し、それぞれの挙動を確かめることにした。
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CPUはZen 5アーキテクチャを採用する16コア/32スレッドモデルRyzen 9 9950Xを搭載。メモリはAMD EXPO設定により6,000MHzで動作している |
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システムの中心となるマザーボードには、同じ「Taichi」シリーズのハイエンドモデル「X870E Taichi」を使用している |
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コンシューマ向けGPUとは思えないTGP 575W動作のグラフィックスカードNVIDIA「GeForce RTX 5090 Founders Edition」を組み込み、各種ストレステストで負荷をかけていく |
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「GeForce RTX 5090 Founders Edition」のブーストクロックは公称2,407MHzだが、Double Flow Throughデザインのクーラーにより最大2,932MHzまでクロックが上昇していた |
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Power Limitは定格比104.3%の最大600Wに設定されていた |
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各部位の電圧計測には、三和電気計器のUSB対応デジタルマルチメータ「PC20」を使用。マザーボードのセンサー以上に厳密な数値を計測することができる |
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データ取り込みソフト「PC Link 7」を使用し、「PC20」による計測データのログを取得している |