エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1507
2025.02.16 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
エントリークラスの製品ということもあり、リアインターフェイスのUSBはUSB 3.2 Gen 2×2 Type-C×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A×1、USB 2.0 Type-A×4の計6ポート。もし不足する場合はフロントパネル用ピンヘッダを活用したり、USBハブの導入を検討しよう。
またゲーミングPCで重要になるネットワークは、2.5ギガビット有線LANに加えて、6GHz帯が利用できるWi-Fi 6E(+Bluetooth)に対応する。未だ5/10ギガビットLANハブや、Wi-Fi 7ルーターがあまり普及していないことを考えれば、バランスのよいチョイスと言えるだろう。その他、HDMI×1、DisplayPort×1のディスプレイ出力や、オーディオ端子×3、キーボード・マウス用のPS/2×1を搭載する。
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USBは計6ポートとやや少なめ。特にUSB 3.2 Gen 2 Type-Aが1ポートしか無いため、不足する場合にはハブやフロントピンヘッダをうまく活用したい |
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リアインターフェイス部のヒートシンクには「EAGLE」のロゴが描かれたカバーを実装 | 一体型のI/Oシールドには、ヒートシンク部の熱こもりを抑えるため21口の通気孔を備える |
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「WIFI EZ-Plug」に対応するワイヤレスアンテナが付属。電波強度が大きく向上するため、ワイヤレス機能を使用する場合は忘れずに装着しておこう |
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ワイヤレスカードには6GHz帯に対応するIntel Wi-Fi 6E AX211を搭載 |
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「cFos Speed」ユーティリティを使えば、通信中の接続を確認して優先度を設定できる |
実際にPCを組み上げる際の配線に重要な、ファンコネクタやRGBピンヘッダがどのように配置されているかレイアウトを把握しておこう。
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CPUファンコネクタ:赤/システムファン・水冷ポンプコネクタ:紫/システムファンコネクタ:青 |
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CPUソケットの右上にはCPUクーラー用の「CPU_FAN」「CPU_OPT」を搭載。またその右横にはARGB LED用の5V/3pinコネクタ「ARGB_V2_2」も用意されている。 |
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基板の左上には、リアファンの接続に便利な「SYS_FAN1」を搭載 | 基板の右下には「SYS_FAN2」と「FAN3A_PUMP」「FAN3B_PUMP」の計3基のファンコネクタを実装 |
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「GIGABYTE CONTROL CENTER」の「FAN Control」機能を使えば、指定したセンサーの温度に合わせてファンの回転数を細かく制御できる |
ファンとポンプを個別に接続する必要があるオールインワン型水冷ユニットや、デュアルファン構成のCPUクーラーにも対応できるよう、CPUソケットの右上には「CPU_FAN」と「CPU_OPT」の2つのファンコネクタを搭載する。またリアファンの接続に便利な「SYS_FAN1」が基板左上に実装されている他、基板の右下にも3基のファンコネクタが用意されている。
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ARGB LEDピンヘッダ:オレンジ/RGBピンヘッダ:緑 |
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基板の左下にはARGB LEDに対応する5V/3pinコネクタ「ARGB_V2_1」「ARGB_V2_3」と、RGB LEDに対応する12V/4pinコネクタ「LED_C」を搭載 |
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「GIGABYTE CONTROL CENTER」の「RGB Fusion」では、マザーボード上のLEDやLEDピンヘッダの他、対応しているメモリやグラフィックスカードのイルミネーションも制御できる |
LEDピンヘッダは、CPUクーラーのLEDに便利な「ARGB_V2_1」がCPUソケットの右上に、それ以外の「ARGB_V2_1」「ARGB_V2_3」と「LED_C」は基板の左下にまとめられている。いずれもデイジーチェーン接続に対応するため、一般的な使い方でコネクタが不足することはないだろう。