エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1508
2025.02.19 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
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NVIDIAの超解像技術「DLSS」のパフォーマンスを計測する「NVIDIA DLSS feature test」のスコアも確認しておこう。解像度は「3840×2180」、「DLSS version」は「DLSS 4」で、GeForce RTX 5070 TiとGeForce RTX 5080では、「Frame Generation」を「x4」に設定した場合でも計測を行っている。
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GeForce RTX 4070 Ti SUPERに比べると、「DLSS Off」では約22%、「DLSS ON」(x2)にした場合でも約14%上回る。さらに「DLSS ON」(x4)では、約90%もフレームレートが向上しており、マルチフレーム生成機能の効果は非常に大きい事がわかる。
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続いて、APIにDirectX 12を使用する4K解像度の重量級ベンチマーク「Steel Nomad」のスコアを確認しておこう。
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GeForce RTX 4070 Ti SUPERからは約15%スコアが向上し、ラスタライズ処理のゲームでも新GPUを選択するメリットは確実にある。またフレームレートは65.25fpsをマークし、レイトレーシングを使用しないなら、4K解像度でも超解像技術を使うことなく快適にゲームを楽しめる。
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続いてDirectX 12を使用する定番ベンチマーク「Time Spy」のスコアを確認していこう。なお今回はハイエンドグラフィックスカードということを考慮して、プリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
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「Steel Nomad」に比べるとその差は小さくなっているが、GeForce RTX 4070 Ti SUPERとの差はいずれも約12%で確実にパフォーマンスは向上していることがわかる。またGeForce RTX 5080との比較では約17%低いスコアで、CUDAコア数やメモリスピード、コアクロックが低く設定されている影響が出ているようだ。
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「3DMark」系ベンチマークのラストは、APIにDirect X11を使用する旧世代のラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアを確認しておこう。なおプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
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フルHD解像度やWQHD解像度では約18%、4K解像度では約37%もスコアが向上しており、Ada Lovelaceがやや苦手にしていたFire StrikeもBlackwellでは高速に処理できるようになっている。ちなみにGeForce RTX 5080との差はいずれも約18%で、「Time Spy」系のベンチマークとほぼ同じ結果だった。