エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1510
2025.02.23 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
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ここからは、グラフィックス面における「Katamen-434914」の基礎的な性能を確かめていこう。定番の3Dベンチマークテストである「3DMark」から各プリセットを実行していく。まずトップバッターは、DirectX 12 Ultimate対応テストである「Speed Way」だ。
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「Speed Way」はフレームレートがそのままスコア化されるテストであり、ベンチマーク中は26.38fpsで動作していた。レイトレーシングや可変レートシェーディング、メッシュシェーダーなどの最新技術を用いたヘビー級の負荷がかかるテストとあって、前世代ミドルのGeForce RTX 4060にとってはやや荷が重そうな印象。同じレベルの負荷がかかる重量級ゲームをプレイする場合は、グラフィックス設定の見直しやDLSSによる負荷軽減が必要になりそうだ。
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続いて同じく「3DMark」より、現在主要ゲームタイトルの多くで採用されているDirectX 12対応テストの「Time Spy」を動作させてみる。プリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方を実行した。
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WQHD解像度の無印テストは総合スコアが10,000オーバー、Graphics test時のフレームレートは70fps前後をマークしていた。WQHD環境であれば重量級タイトルでも十分にプレイ可能な水準に達している。
その一方で4Kテストの「Time Spy Extreme」では、スコアがほぼ半減しテスト中のフレームレートも30fps前後に低下。4K解像度でのプレイにこだわるならグラフィックス設定を見直す必要があるため、DLSS対応タイトル以外であればフルHDまたはWQHD環境でのプレイを選択するべきだろう。
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次はいまだ対応タイトルの多いDirect X11を使用する「3DMark」のベンチマークテストである「Fire Strike」を実行する。プリセットは「Fire Strike」と「Fire Strike Extreme」、「Fire Strike Ultra」の3種類すべてを動作させ、検証を行った。
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フルHDテストの「Fire Strike」では総合27,000以上のスコアで、フレームレートは最大130fps以上と余裕の動作。WQHDテストの「Fire Strike Extreme」でもフレームレートは60fpsを上回っており、やはり重量級ゲームでもWQHD環境までなら快適にプレイできる可能性が高い。
負荷がさらに重くなる4Kテストの「Fire Strike Ultra」では総合スコアで6,000を下回り、フレームレートも30fps前後。GeForce RTX 4060にとって、DLSSなしでの4Kプレイは荷が重い。
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一般的なラスタライズ手法でのパフォーマンスをチェックした後で、今度は「3DMark」のレイトレーシングテストである「Port Royal」を実行。GeForce RTX 4060のレイトレーシング性能をチェックしてみよう。
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通常のテストに比べて大幅に負荷が増してしまうレイトレーシング環境下のベンチマークとあって、フレームレートは30fpsを下回る結果に。ビジュアル面での大きなアップグレードが期待できるレイトレーシング機能だが、有効にした状態で快適にプレイするためには超解像技術のDLSSがほぼ必須になりそうだ。