エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1512
2025.02.28 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
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MSI「GeForce RTX 5080 16G VANGUARD SOC LAUNCH EDITION」(型番:G5080-16VGSL) 市場想定売価税込249,800円(2025年1月31日23:00発売) 製品情報(MSI) |
NVIDIA「GeForce RTX 50」シリーズに合わせて、MSIのグラフィックスカードに新シリーズ「VANGUARD」が追加された。ダイヤモンドカットの洗練されたデザインが美しいフラッグシップ「SUPRIM」と、MSIの人気ミドルクラス「GAMING TRIO」の中間に位置づけられるハイエンド向けシリーズで、宇宙船にインスピレーションを得たという先進的なデザインを採用する。
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「VANGUARD」は、フラッグシップ「SUPRIM」とミドルクラス「GAMING TRIO」のギャップを埋めるべく投入されたハイエンドクラスの製品という位置づけ |
またVGAクーラーには、エアフローを最適化するクローテクスチャが刻まれた「STORMFORCE」ファンや、「アドバンスド ベイパーチャンバー」など、MSIの最新技術を結集したオリジナルトリプルファンクーラー「HYPER FROZR」を搭載。フラッグシップの「SUPRIM」シリーズに匹敵する優れた冷却性能と静音性が期待できる。
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「VANGUARD」の対応機能を確認すると、かなりフラッグシップ「SUPRIM」寄りの製品であることがわかる |
そんな「VANGUARD」シリーズに属するGeForce RTX 5080グラフィックスカードが今回の主役である「GeForce RTX 5080 16G VANGUARD SOC LAUNCH EDITION」だ。VGAクーラーは前述の通り「HYPER FROZR」で、低負荷時にはファンの回転を停止する「ZERO FROZR」機能を搭載。またファンの回転数は本体にある「Dual BIOS」スイッチで、冷却性能を重視した「GAMINGモード」と、静音性を追求した「SILENTモード」の切り替えに対応する。
ハイエンドクラスの製品らしく構成するパーツにもこだわり、PCBには放熱性に優れる「2oz銅層PCB」を採用。また電源回路には、電力損失が少ない「DrMOS」や、ノイズを低減した「HCI」(High-Efficiency Carbonyl Inductors)チョークなど厳選した高品質なパーツを搭載する。
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そしてアグレッシブなチューニングが施された”SOC”モデルということで、ブーストクロックは標準で2,730MHzに設定。さらに「MSI Center」から「Extreme Performance」を選択することで定格(2,617MHz)から+128MHz(約5%アップ)の2,745MHzに引き上げることができる。その他、メモリスピードは30Gbps、メモリバス幅256bit、ビデオメモリはGDDR7 16GB、消費電力は360Wで、補助電源コネクタは16pin×1。
出力インターフェイスはDisplayPort 2.1b×3、HDMI 2.1b×1の4系統を備え、4画面の同時出力や最大7,680×4,320ドットの高解像度表示をサポートしている。
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「限定Lucky君フィギュア」が同梱される「LAUNCH EDITION」のため、パッケージサイズは実測で幅約450mm、奥行き約250mm、高さ約210mmとかなり大柄 |
なお今回編集部に届けられた評価サンプルは、「VANGUARD」シリーズの発売を記念した初回限定モデル「LAUNCH EDITION」。8pin×3-16pin変換アダプタと「VGAサポートスタンド」に加えて、限定特典としてシークレットエディションを含む計10種類のデザインが揃う「限定Lucky君フィギュア」のうち1つが同梱されていた。
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「LAUNCH EDITION」には、特典として「限定Lucky君フィギュア」(10種類のうち1つ)が付属する |
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“甘挿し”を防ぐため黄色のコネクタを採用する8pin×3-16pin変換アダプタ | 最大98.6mmまでの高さ調整ができるオリジナル「VGAサポートスタンド」 |
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