エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1517
2025.03.11 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
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「Far Cry 6」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「画質」は“最高”、「DXR反射」は“オン”、「DXRシャドウ」は“オン”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
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もともと3D V-Cacheの効果が大きいゲームだが、4K解像度ではCore Ultra 9 285Kがやや伸び悩む以外に大きな違いは出ていない。しかし、WQHD解像度ではX3DモデルはCore Ultra 9 285Kより35%以上、Ryzen 9 9950Xより28%以上、フルHD解像度ではそれぞれ49%以上、35%以上も高いフレームレートを記録している。
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オープンワールド型アクションゲーム「Watch Dogs Legion」のゲーム内ベンチマークのスコアを確認していこう。「グラフィック品質」と「レイトレの反射効果」は「最大」を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
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スコアの傾向は「Far Cry 6」と似ており、4K解像度では大きな差がないものの、WQHD解像度やフルHD解像度ではX3Dモデルが大きく上回る。またX3Dモデルの中でもRyzen 9 9950X3Dは、その他のCPUより若干だが高いフレームレートを記録している。
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映画「Avatar」シリーズをベースにしたオープンワールドゲーム「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」のゲーム内ベンチマークのスコアも確認しておこう。「グラフィック品質」は「ウルトラ」、「テンポラルアップスケール」は「Nvidia Deep Learning Super Sampling」、「スケーリング品質」は「バランス」、「スケーリングモード」は「固定」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
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全体的にRyzenシリーズが良好なパフォーマンスを発揮し、Core Ultra 9 285KをWQHD解像度で約3%、フルHD解像度では約7%上回る。またRyzenシリーズ内での比較では大きな違いはなく、3D V-Cacheの影響はほとんどないようだ。
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アクションRPGゲーム「黒神話:悟空」のベンチマークソフトのスコアを確認していこう。「サンプリング解像度」は「50」、「スーパー解像度」は「DLSS」、「フレーム生成」「フルレイトレーシング」は「ON」、「フルレイトレーシングレベル」は「超高」、「画質レベル」は「最高」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
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グラフィックスカードの負荷が非常に高いゲームだが、Core Ultra 9 285KやRyzen 9 9950Xに比べて、X3DモデルはWQHD解像度で約2%、フルHD解像度で約3%上回る。ただし、X3Dモデルの中ではいずれもスコアは横並びになる。