エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1518

イカツい最新クーラーにギミック要素も注目なクラス最上位モデル、SAPPHIRE「NITRO+ Radeon RX 9070 XT」検証

「FrameDefense」による角張った高剛性ボディとケーブル隠しギミック

NITRO+ Radeon RX 9070 XT GAMING OC 16GB GDDR6

ガッチリしたフレーム構造で高い剛性を確保する「FrameDefense」を採用。厚みは3スロットをわずかにはみ出す3.2スロット占有だ

ここからは、パッケージから取り出した「NITRO+ Radeon RX 9070 XT」の外観からチェックを進めていこう。まずビジュアル面において最大の特徴となっているのは、ボックス型フレーム「FrameDefense」を採用した角張ったボディだ。これはクーラー下部を補強するシュラウド構造の強靭なSPCCフレームと合わせて、カードに高い剛性を付与している。

また、マグネット式の着脱式プレートを含む2層構造のバックプレート「MagniPlate」も見逃せない要素。カード背面に補助電源ケーブルなどを取り回す「STEALTHケーブルマネジメント」と組み合わせることで、配線を隠すことができるというギミックになっている。

外形寸法は幅128.5mm、全長330.8mm、厚み65.68mm。3連ファンクーラーを装備する300mm超のカードとあって、搭載環境のクリアランスはしっかり確認したい

カードの総重量は実測で1,589gに達していた。後ほど触れる付属のVGAサポーターを併用したい

AeroCurveファンブレードとバリアリングを組み合わせた冷却ファンを3基備えている

3.2スロット占有のボディを側面から。冷却ファンから吹き付けられる風が側面から抜けるよう開放されている

カード背面にはフルメタルバックプレート「MagniPlate」を装備。マグネットで着脱できるという珍しい構造になっている


着脱式バックプレートを採用している理由でもある、「STEALTHケーブルマネジメント」仕様のコネクタ。12V-2×6コネクタとARGBピンヘッダが並んでいる

バスインターフェイスはPCI Express 5.0(x16)に対応する

出力インターフェイスはDisplayPort 2.1a×2、HDMI 2.1b×2の4系統を備えている

付属品チェック


8pin×3を使用する12V-2×6（16pin）の変換コネクタ。12V-2×6コネクタ側は“甘挿し”が分かるように先端が色分けされている	ARGBピンヘッダケーブル