エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1518
2025.03.15 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
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続いてはバトルロイヤル系の人気タイトル「Apex Legends」をプレイし、その際の平均フレームレートを計測する。グラフィックス設定は可能な限り高品質になるよう選択したほか、フレームレートの144fps制限を解除(300fps上限)し、解像度は先ほど同様にフルHD/WQHD/4Kの3パターンに設定した。
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フルHDとWQHDではフレームレート上限の300fpsに張り付いており、画質を盛った状態でも最高レベルの快適さでプレイが可能だ。4Kでもリフレッシュレート240Hzクラスのゲーミング液晶が活かしきれるパフォーマンスであり、解像度を選ばず滑らかなゲームプレイが楽しめるだろう。
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次は人気ハンティングアクション最新作の「モンスターハンターワイルズ」の公式ベンチマークテストを実行する。グラフィックスプリセットは「ウルトラ」でレイトレーシングは「高」、フレーム生成を有効化。解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測している。
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Radeonシリーズが非常に高いパフォーマンスを発揮するゲームとあって、すべての解像度で”非常に快適”なスコア20,000を上回った。平均フレームレートもWQHDで最大190fps、4Kでも130fps以上をマークしており、Radeon RX 9070 XTであればリッチな画質と快適なプレイの両立が可能なことが分かる。
ちなみにNITRO+とPULSEは4Kこそ差が小さいものの、フルHDとWQHDではNITRO+が動作クロックの差を上回る最大7%の差をつけていた。
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ゲーム系検証の締めくくりは、AMD最新のアップスケーリング機能である「AMD FidelityFX Super Resolution 4 (AMD FSR 4)」に対応したFPSゲームの「Call of Duty: Black Ops 6」にて、その効果をチェックする。グラフィックプリセットは「極限」でアップスケールに「AMD FSR 4」、FSRプリセットは「パフォーマンス」、さらにフレーム生成を有効化。ゲーム内ベンチマークを使用し、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンに設定している。
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まずFSR 4未使用の状態から見ていくと、WQHDでも平均150fps以上と高水準なフレームレートをマークしており、高リフレッシュレートのゲーミング液晶も活かしきれるパフォーマンス。4Kも平均100fpsを超えていることから、設定を限界まで盛った状態でも十分プレイ可能な水準に達している。
そしてFSR 4を有効にすると、4K解像度の平均フレームレートが実に2倍以上まで改善。未使用時のフルHD設定も超える滑らかさで快適なプレイが可能だ。ドライバの完成度によるものか、フルHDとWQHDが4Kより低い数値になっているが、いずれも未使用時に比べてパフォーマンスが改善しているのは間違いない。なおこのタイトルにおいては、NITRO+とPULSEで大きな差はつかなかった。