「Z77 MPower」の動作を確認する

画像でのチェックが終わったところで、ここからは実際に「Z77 MPower」を動作させてその挙動を確認していこう。なお検証用のCPUは「Ivy Bridge」のフラグシップモデルCore i7-3770Kを用意し、セッション後半では気になるCPUのオーバークロックについても試してみることにした。

「Z77 MPower」の「Click BIOS II」をチェック

「Z77 MPower」の制御プログラムは、MSIおなじみの「Click BIOS II」が採用される。各項目の詳細については、「エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.148 「Click BIOS II」とIvy Bridgeで攻めのオーバークロックに挑戦」に詳しいのでこちらのレビューを参照いただくとして、今回はオーバークロック項目を中心にチェックしておこう。

高解像度ゲーミングマウスへの最適化も行われた「Click BIOS II」。動作も軽快でストレスなく各種設定を行うことができる

BCLKクロック、CPU倍率、GPU倍率、メモリ倍率など一般的な項目は上部にまとめてレイアウト

「Hybrid Digital Power」や「CPU Feature」など、オーバークロック設定を詰める際に必要な項目もしっかりと用意される

「Hybrid Digital Power」では各種Vdroop値やスイッチング周波数を設定可能。オーバークロックで、さらにもうひと伸び欲しい場合は調整してみるといいだろう

ベンチマークに合わせて有効コア数を変更したい場合は「CPU Features」から行う。さらに各種リミット値やCPU機能の有効/無効の設定もこちらから行う。極限のチューニングをする際は、なるべく不要な機能は無効にしておこう

オーバークロックプロファイルは最大6つまで保存可能。ちなみにUSBフラッシュメモリへの保存も可能なため、プロファイルを複数ユーザーで共有することもできる