エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vo.134　多種・多様なコンテンツを支配する、その名は“皇帝”万能メディアプレイヤー「Media Emperor」

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天気予報やYoutubeを閲覧できる内蔵アプリケーション。特にYoutubeプレイヤーは、話題の動画をリビングに集まって鑑賞したりと楽しく使えそうだ

ご覧のとおりGoogleのホーム画面が表示され、Webブラウジングが可能

「Media Emperor」のすべての設定はこちらで行なう。先ほど紹介したHDDのフォーマットを含め、多数の項目が用意されている

とはいえ、ほとんどプリセットのままで使用できるため、触らずに終わる人も多いかもしれない

　今ざっとチェックした各メニューが「Media Emperor」の操作領域のすべてといってよい。天気予報やブラウザ機能などおまけ的な機能まで備え、これらのシンプルなメニューで多種多様なコンテンツを簡単に（かつ自由な場所で）楽しむことができる。それでは早速次項で各種機能の使用感をレビューしていきたい。

｜万能プレイヤーの実力は本物か。再生クオリティをチェックする

　それではお待ちかね、実際に「Media Emperor」のプレイヤーとしての動作をチェックしていきたい。多機能さ、簡単な操作性、そこにクオリティの高さが加われば総合プレイヤーとしては言うことなし。主戦場における“皇帝”の実力を試してみよう。

さすがに再生クオリティは高く、キレイの一言。もちろん一般的なプレイヤーと比較しても遜色はない

ここでTVキャプチャーで録画したTSデータを再生。なぜかワンセグ情報を読んでしまうらしく、再生品質はいまひとつ

　動画再生のクオリティはさすがといったところで、ラグや劣化などは一切なく快適な鑑賞が可能だった。レジューム再生にも対応し、操作性も上々。リビングに大画面テレビや音響システムを用意している人ならば、デスクトップよりも迫力ある環境でコンテンツを楽しめるだろう。
　しかし多数の動画フォーマットが問題なく再生できた中で、TSファイルに関しては障害が出てしまった。筆者の用意したファイル全てでワンセグのデータを再生してしまい、結果本来の美しさで視聴できなかった。フルセグデータを再生したい場合は、ワンセグデータをファイルから分離させるしかないようだ。（環境やファイル設定によるかもしれないが）

　ちなみに掲載するに適当なサンプルがなかったため画像での紹介は割愛するが、ISOファイルやIFOファイルも問題なく再生可能だったことを付け加えておきたい。

「フォトプレイ」実行中は自動的にスライドショーが始まる。リモコンのメニューボタンからはスライドショーのパターン選択も可能

「ミュージックプレイ」はメニューを出しても再生が継続されるため、「フォトプレイ」の合間にBGMを流すこともできる。もちろんリモコンで早送りや曲送りなどの各種操作が可能

　画像や音楽再生も不満はなく、なかなかに好印象。やはりリモコンは偉大なもので、優れた操作性のおかげで立派な機能として成立している。SDカードやUSBメモリなど身近なインターフェイスを備えることもあり、その日カメラで撮った画像を大画面でチェックしたり、その合間にBGMを流したりと、多目的に使える器用さはホンモノだ。

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