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実際に組み込みを行ってみる

 隅々「COSMOS II」をチェックしてきたが、最後に組み込みを行ってみたい。実際に作業を進めていくと、マニュアルや外観だけでは分からない部分が見えてくる。ここまでのセッションでは、非の打ち所がない「COSMOS II」だが、どこかに思わぬ欠点があるのではないだろうかと、やや斜に構えつつ、気付いた点を挙げていこう。

あとはストレージを組み込むだけの状態。物理的干渉の心配がないだけに、作業はラク。ただし重量級である事から、座った状態で手軽に横倒しでない点はやや難具。ちなみに筆者はこの時点で持病の腰痛を再発。以後の作業は困難を極めた



水冷構築に最適化された「COSMOS II」

 「COSMOS II」は国内外を問わず、水冷を導入するユーザーが非常に多いという。これほどの“逸材”だけに、普通に組んではつまらないと思うのも当然だ。また水冷ユース用にラジエーター設置スペースや搭載用ブラケットを付属させるなど、Cooler Masterもそれを意識した設計で市場に送り出した事は容易に想像できる。
 そこで今回はスケジュールの関係上、水冷構築の“序の口程度”ではあるが、汎用ラジエーターのみを用意し、最適化された搭載スペースに設置してみることにしよう。

今回用意したのはKoolance「HX-240HL 11FPI」で、120mmファン×2基はボトムケージ部に装着されている標準ファンを流用した



ボトムケージ部にラジエーターを設置してみる

 ドライブベイセッションでも紹介した、ボトムケージ部分には、HDD冷却用120mmファン×2基のユニットが搭載されている。この2つのケージとファンユニットを外すことで、240mmサイズのラジエーターが搭載できるワケだ。なおラジエーターを設置するには、付属の「Radiator bracket」を使用する。

背面にある各2本のハンドスクリューを外す事で、ボトムケージを引き抜くことができる。ボトムケージ上部には、引き抜き用の持ち手が用意されているが、やや固めにはめ込まれているので、ケージ本体を持ちながら作業したい
ボトムケージを引き抜くと、底面に現れる金属製台座も取り外す必要がある。底面6本のネジで固定されているため、一度ケースを倒さなければならない
付属の「Radiator bracket」を支柱にネジ留めする
あとはラジエーターを固定すれば設置は完了。もともと240mmサイズのラジエーターが搭載できるように設計されているため、作業自体は簡単だ
ファン搭載側から眺めるラジエーター。マニュアル通りに設置すれば、このような格好に。なお水冷のヘビーユーザーは、各自“自前”のブラケットや簡単な改造を行い、適正な箇所に水冷パーツを組んで行く傾向が強い。今回はあくまでマニュアルに沿った搭載方法であり、ファンの向きも含め各自工夫して楽しんで頂きたい



トップ部にもラジエーターを設置してみる

 完全に市民権を得たリアファン搭載スペースを利用してのオールインワンタイプはこの際さておき、各々のパーツを好みや設置条件によってチョイスし、拡張性も確保される汎用水冷システムのユーザーが増えている。
 PC構成パーツに目を向けると、Turbo Boost TechnologyやGeForce GTX 680に搭載されるGPU Boostなど、CPUやGPUの冷却に気を遣う事で、さらなるパフォーマンスアップが期待できる技術の台頭は、水冷環境移行への手助けのひとつになるかもしれない。
 また、昨今のPCケースは電源ユニットボトムレイアウトが主流だけに、トップ面には大口径ファンを複数搭載できるように設計されている事が多い。これは汎用ラジエーター設置には格好の場所であり、一昔前に比べれば“労せずして”水冷環境のベースが入手できるというワケだ。

 さて軌道を修正し、「COSMOS II」に戻ると、トップ面には120mm口径ファン1基が標準搭載され、さらに2基増設できるスペースが確保されている。つまり理論上、120mmファン3基のラジエーターが搭載できる計算になる。今回は手持ちの240mmサイズを装着してみたが、全くもって問題なく、トップ面に固定した120mmファン2基も当然ながらトップカバーと物理的干渉を起こす事なく装着できた。水冷ユニット構築に最適化されたPCケースだけに、「COSMOS II」購入を検討している人は、是非ともチャレンジして頂きたいと思う。

冷却ファンを天板上に固定してラジエーターを設置。なお天板とマザーボードまでの間隔は実測値で45mmだった

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COSMOS II
市場想定売価:税込39,800円前後
発売日:2012年3月9日
製品情報(Cooler Master)
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