|デュアル構成も可能。電源ユニット搭載スペースをチェック
巨大フルタワーPCケースの恩恵は、電源ユニット搭載スペースにも表れている。ミドルタワーPCケースの場合、とかく電源ユニットの有効スペースは注目ポイントとなるが、「Blackhawk-ULTRA」ほどの奥行き(660mm)があれば、現在市場に流通している電源ユニットのほとんどが搭載できてしまうだろう。
ボトムレイアウトの搭載スペースは、実測値で400mmを軽く超え、底面は全面にわたり防塵フィルター付き通気口仕様。また電源ユニット本体を固定する部分には、マジックテープ状のバンドが用意され、ネジ留めプラスアルファによるアシストはロングタイプの電源ユニット搭載を見越した気遣いだ。
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電源ユニット搭載部の底面には4つのゴムクッションが貼り付けられている |
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さらに「Blackhawk-ULTRA」では、トップ部にもセカンダリ電源ユニット搭載スペースが用意されている。フルタワーPCケースともなれば、そのターゲットはハイエンドユーザー。ハイスペックGPUをマルチグラフィックス構成にする場合など、リレーキットを用意して2台の電源ユニットを稼働させる事ができる。
フルタワーPCケースを謳うモデルは多いが、“デュアルPSU”が構築できるPCケースとなれば、その種類は限られる。その意味において「Blackhawk-ULTRA」は貴重なモデルと言えるだろう。
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トップ部のセカンダリ電源ユニット搭載スペース。使用する場合は、トップ面のファンと本体背面にネジ留めされた目隠し用パネルを外す |
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セカンダリ電源ユニットスペースに電源ユニットを固定してみたところ。リレーキット等を用意すれば、デュアルPSU構成のハイパワーPCが構築できる |
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|フロントトップI/O部
「Blackhawk-ULTRA」は、その巨大なボディから、机上ではなく床にベタ置きで使用することが大前提。よってフロントI/OポートはPCケース本体上面部に用意されている。
POWERスイッチおよびRESETスイッチを含め、集約されたI/Oポート部には、左からUSB3.0×2、USB2.0×2、ヘッドフォン×1、マイク×1、USB2.0×2の順にレイアウト。なお各ポートの接続はUSB3.0を含め、全てピンヘッダ式を採用し、オーディオはAC97およびHD Audioいずれにも対応する。
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トップアクセスのI/Oポートは大型PCケースにとって、使い勝手が良い |
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