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 Home > エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.24 Cooler Master「風神スリム」検証
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エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.24
Cooler Master「風神スリム」検証
2012年2月20日 23:25
TEXT:GDM編集部 松枝 清顕
 
 今回の「一点突破」CPUクーラー編は、久々にCooler Masterを取り上げる。チョイスしたのは1月13日より発売が開始されたロープロファイル・トップフロー「風神スリム」だ。最大の特徴である高さ59mmの薄型設計は、小型筐体ユースには有力な選択肢になり得る。それでは早速検証をはじめてみたい。


Cooler Masterの代名詞“風神”シリーズ

 自作PCの黎明期、パーツショップの陳列棚には限られた種類の簡素なCPUクーラーが並ぶ程度で、現在のようにカラフルなパッケージやデザイン性が重視されたモデルなど一切存在しなかった。これはCPUに純正クーラーが同梱されていた事もあり(一方で今以上にバルク製品は多かった)、それを換装するという概念が一般的ではなく、そもそも汎用CPUクーラーを製造するメーカーが数えるほどしか存在しなかった。そんな古き良き時代から、自作向けCPUクーラーを作り続けている老舗メーカーがある。それが今回紹介する「風神スリム」の製造元、Cooler Masterだ。
 Cooler Masterは緑色の汎用パッケージに型番が記されたシールを貼り付け、「DRACO」シリーズで一躍人気を博し、さらに日本市場向け製品名「風神」をデビューさせる。“風の神”である風神は、冷却機器のイメージにマッチし、前出「DRACO」同様、CPUクーラーの代名詞となるモデルネームとなった。
 その後、底面に円形の銅を使った「風神2000」や、120mmファン2基を搭載させた大型モデル「風神匠 Plus」「風神鍛」など、初登場から10年以上が経過してもなお、脈々とそのネーミングは受け継がれているというワケだ。
 
風神スリム
Cooler Masterのコーポレートカラーである紫色を基調とした「風神スリム」の外装パッケージ。サイズは実測値で55×75×95mmだった
風神スリム
パッケージ裏面には、製品の特徴がプリントされいる



久々の“風神”シリーズ最新作「風神スリム」とは

 Cooler Master“伝統”の「風神」シリーズ。前作「風神匠 Plus」(2008年発売)から久々にリリースされた「風神スリム」は、Intel LGA 1366/1156/1155/775、AMD Socket FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2に対応するトップフロー型CPUクーラー。これまでハイエンド志向の高冷却CPUクーラーのイメージがあった「風神」シリーズからは異質とも言える、ロープロファイル仕様の小型筐体向けモデルだ。
 15mm厚120mm口径ファンが巨大に見えるコンパクトなヒートシンク部はアルミニウム製で、4本のヒートパイプはCPUに直接触する“ダイレクトコンタクトヒートパイプ”(ダイレクトタッチ式)を採用する。
 省スペースPCケース向けCPUクーラーは選択肢が限られているため、需要が集中する傾向にある。同様のコンセプトモデルには、昨年4月に検証したサイズ「小槌」などが該当するが、それに比べて搭載ファンおよびヒートシンクはひとまわり大きく、ヒートパイプ搭載本数も多いことから、より高い冷却能力が期待できる。

風神スリム
外形寸法W137×D122×H59mmの「風神スリム」。同コンセプトで昨年4月に検証したサイズ「小槌」よりもひとまわりサイズは大きい
風神スリム
素早い熱移動を促すヒートパイプをCPUに直接触させることで高冷却を狙う設計は、冷却能力に期待が高まる

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風神スリム
素材
アルミニウム
外形寸法
W137×D122×H59mm
重量
約289g
ファン回転数

500〜1,600rpm±10%(PWM制御)
ファン風量
17.4〜58.4CFM±10%
ファン静圧
0.18〜1.76mmH2O±10%
ファン騒音値
8〜30dBA±10%
ベアリングタイプ
長寿命スリーブベアリング
コネクタ
4pin
動作寿命
40,000時間
ファン寸法
120×120×15mm
ヒートパイプ
4本(ダイレクトコンタクトタイプ)
対応ソケット
Intel LGA1366/1156/1155/775
AMD Socket FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2
発売日
2012年1月13日
製品情報
http://www.coolermaster.co.jp/product
.php?product_id=6734&category_id=3566

市場想定売価
税込4,000円前後
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