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 Home > エルミタ的「一点突破」 CPUクーラー編 Vol.22 Intel LGA2011純正クーラー検証
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純正クーラー然としたシンプルな作りの「RTS2011AC」

 ここからはIntel LGA2011用純正CPUクーラー「RTS2011AC」の外観からチェックしていこう。
 Intelの純正CPUクーラーといえば、これまでにも一部のハイエンドモデルでスケルトンタイプのファンが採用されている。筆者のようなごく一般的なPCユーザーにとって、スケルトンファン搭載Intel純正CPUクーラーは高嶺の花であり、「RTS2011AC」はなかなか新鮮。見慣れたブラックカラーのファンが搭載されたトップフロー型よりもプレミアム感は高い。

RTS2011AC
ここぞというモデルに投入するスケルトンファン。Sandy Bridge-Eの立ち位置を推し量ることができる
RTS2011AC
Intel純正CPUクーラーの上位モデルでも採用される銅製受熱ベース。円形に見えるアルミニウム製ヒートシンクだが、実際には楕円で、幅は実測値で95mmだった



Radial fin採用の「RTS2011AC」。細部をじっくりチェック

 次にファンを取り外し、ヒートシンクにスポットを当ててみよう。CPUクーラーの冷却能力を決定付ける放熱フィンはアルミニウム素材を採用。フィン1枚1枚をじっくり見ると、中心部から外側に向かうにつれ、約3分の1付近からは二股に分かれている。
 このヒートシンクデザインは、既存のIntel純正CPUクーラーでも採用されており、ファンからの風を受ける放熱面積を稼ぐとこで冷却能力を向上させようというものだ。
 またヒートシンク中心部は銅柱が埋め込まれており、この手法はIntelの上位CPUにバンドルされる純正CPUクーラーでもお馴染みのスタイル。銅柱とは言うものの、ファン搭載側から内部がくり抜かれており、アルミニウム放熱フィンへの熱移動を素早く処理するための工夫も凝らされているというワケだ。
 CPUクーラーのデファクトスタンダードたるIntel純正クーラーは、トップフロータイプの“基本中の基本”ながら、細部には冷却能力を向上させるアイデアが盛り込まれている。

RTS2011AC
放射状に広がるアルミニウム製放熱フィンは、全体の3分の1付近から外側に向かって二股に分かれ、放熱面積を稼ぐ設計。その間を抜けていくトップフローの風も存分に“浴びる”事ができ、冷却能力を向上させる工夫がなされている
RTS2011AC
TDP100WクラスIntel純正CPUクーラー同様、受熱ベース部は銅製。3本の帯状グリスはCPUと密着させる事で綺麗な円形に広がる。なおこのサーマルグリスはDow Corning製「TC-1996」のようで、実にSocket 478世代でも使用されている。ちなみに「Core i7-980X Extreme Edition」に同梱されているサイドフロー型になると、信越化学工業(Shin Etsu)の「G751」へグレードアップされる
RTS2011AC
中心部の銅は内部がくり抜かれており、軽量化と熱離れの良さ、コスト削減にも貢献
RTS2011AC
アルミニウムヒートシンクの厚さは実測値で35mm。全体重量(ファン含む)は487g、ヒートシンクのみの重量は420gだった
RTS2011AC RTS2011AC
LGA2011からネジ留め式に変更されたのはご存じの通り。バックプレートはM/B側の“責任”とばかりに、CPUクーラーには同梱されていない
コネクタはお馴染みの4pin仕様。PWM制御に対応し、パルスも検出できる



「RTS2011AC」搭載スケルトンファン

 せっかく取り外したからには、搭載ファンもチェックしておきたい。
 今回のLGA2011用純正CPUクーラーに採用されているスケルトンファンはFOXCONN Technology製だった。型番は「E94316-001」となっているが、これはIntelのパーツナンバーで、Supplier PNは「1A01PUE00」と確認できる。これをもう少し詳しく調べてみると、「1A01PUE00」はTÜV Rheinland製品認証(安全性および品質試験/DC Brushless Fanカテゴリ)をIntelが2011年7月21日に取得している事が分かった。
 その他スペックは、DC12V 0.33AのPWM仕様(4pin)で、手元資料によると回転数は1000rpm〜3000rpmとされている。

RTS2011AC
RTS2011AC
公称103mm径のオープンフレーム型ラウンドファン。インペラ形状は見慣れたブラックカラーの純正クーラー採用モデルと大きな違いは感じられない。なお羽枚数は7枚だった
RTS2011AC RTS2011AC
これまでのIntel純正クーラー同様、ファンはヒートシンクの溝に引っかけての固定。やや硬質なスケルトンタイプだけに、取り外しにはマイナスドライバー等の工具が必要
ファンの中心となるモーター部分外周にはBlueLEDを内蔵。スケルトンボディが美しく発光する
RTS2011AC
スケルトン仕様により、美しく(怪しく?)全体が発光して見えるBlueLEDファン。サイドアクリル窓付きPCケースでは、ドレスアップパーツとしても楽しむことができる

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intel
RTS2011AC
素材
アルミニウム/銅
ヒートシンクサイズ
直径95mm(実測値)
重量
全体487g/ヒートシンク420g(実測値)
ファン回転数

1000〜3000rpm(公称値)
ファン寸法
104mm(公称値)
サポートTDP
130W(公称値)
発売日
2011年11月14日
実勢価格
税込1,980円程度
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