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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vo.142 -自作派なら1度はやってみたい- 身近になった極冷 サイズ「EXTREME COOLING CUP」
エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.142
自作派なら1度はやってみたい
身近になった極冷 サイズ「EXTREME COOLING CUP」
2012年5月14日 0:46
TEXT:GDM編集部 Tawashi/松枝 清顕
一般的な自作ユーザーには縁遠い極冷用CPUクーリングカップ。コアなオーバークロッカーにとってはお馴染みのアイテムだが、今回のエルミタ的速攻撮って出しレビューでは、2012年4月に販売がスタートした
「EXTREME COOLING CUP」(型番:RECC-01)
を取り上げる。
冷却機器メーカー
Reeven(本社:台湾)
と
株式会社サイズ(本社:千葉県市川市)
、さらに秋葉原のPCパーツショップ
「OVERCLOCK WORKS」(店舗:東京都千代田区)
3社のコラボレーションにより生まれた同製品は、一部マニアのものという印象が強かった“極冷”をより身近なものにしてくれる期待の製品だ。
ここでは発売元となる株式会社サイズより実機を拝借。製品開発のアドバイザーでもある「OVERCLOCK WORKS」の協力により、導入から実際の使用までを詳細に解説し、「CPUの極冷」という世界を少し覗いてみようと思う。
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“極冷”を身近にした3社のコラボレーションモデル
一般的な自作ユーザーが思い浮かべる
「CPUの極冷」
とは一体どのようなイメージだろうか。おそらくほとんどの人が「オーバークロックの限界に挑戦するため、液体窒素を使いモクモクと煙を出しながら冷却する行為」という認識だろう。なにやら見た目にも少々怪しげで、大掛かりな印象からハードルが高そうなイメージがつきまとう。
だが今回紹介する
「EXTREME COOLING CUP」(市場想定売価税込19,800円前後)
は、“より身近に極冷を楽しむ”がコンセプト。これまで多くは専用リテンションにより特殊なベンチ台を必要とした「CPUの極冷」だが、これらは不要。“もっと身近に、もっと手軽に”と考え抜かれたこの製品は、冒頭でも触れたように業界的にも珍しい販売代理店のサイズと冷却機器メーカーReeven、さらに秋葉原に実店舗を構えるPCパーツショップ「OVERCLOCK WORKS」とのコラボレーションによって誕生した異色の製品なのだ。
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オーバークロック中級〜上級者なら1度は試したい
これまで入手が難しかった冷却升を“極冷入門用”として製品化した「EXTREME COOLING CUP」。“入門用”とはいえ、あくまでターゲットはオーバークロック中級〜上級者。だがReevenのブランドカラーであるブラックとイエローをあしらった外装パッケージは一般的な汎用CPUクーラーと違わず、入荷ショップのあるスタッフが「お客様がCPUクーラーと間違えて買わないように注意します」と思わず呟くほど控えめな風貌だ。
では現物を確認する前に、スペックを簡単に確認しておこう。本体はボディ素材にアルミニウム(AL-6063)、樹熱ベースおよびCPU接触面は銅製(C1100)。ボディ断熱材には−200℃〜125℃までに対応したAEROFLEXを使用し、“入門用”ながら本格的な液体窒素冷却にも対応する。外形寸法はW70×D70×H160mm、重量900gで、対応ソケットはIntel LGA2011/1366/1155/1156/775、AMD Socket FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2で、現行CPUは全てをカバーする。
Reevenのコーポレートカラーがあしらわれた製品パッケージ。側面にはReeven、OVERCLOCK WORKS、サイズのロゴがプリントされている。なおパッケージサイズはW104×D116×H170mm、重量は1.2kgにもなる
このモデルの性格上、製品保証は3ヶ月。リテール製品としては異例の短さだ
パッケージ背面には画像入りで内容物が確認できる
ご開帳。フタを開けるとCooling Cupが姿を現す
パッケージ内に収められている製品一式。付属品については後ほどじっくり紹介しよう
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