エルミタージュ秋葉原 - エルミタ的速攻撮って出しレビューVol.48 - 2010年真夏のSSD選び　CORSAIRを選ぶ理由　- 前編 -

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｜ベンチマークテストで性能を確認

CORSAIR社SSDはブラックとホワイトの2色を基調としているため、モノクロ写真に見える（もちろんカラー撮影）

　今回チェックするSSDについて確認したところで、早速ベンチマークを使って性能をチェックしていきたい。今回のベンチマークでは「CrystalDiskMark 3.0」、「HD Tune Pro 4.01」、「ATTO Disk BenchMark 2.46」の3種類を用意した。
　テスト方法はこれまでどおりOS、ドライバ、ベンチマークのみをインストールしたシステム用のハードディスクを別途用意し、SSDには何もデータを入れない状態でテストを行った。また、ベンチマークテスト中はネットワークケーブルを抜いて極力不要なアクセスが発生しないようにした。なおテスト環境は以下の通り。

　さらに、今回は比較対象としてIntel「X25-M Mainstream SATA SSD」の第2世代モデルとなるIntel「SSDSA2MH080G2R5」を用意した。34nmのMLCタイプNANDフラッシュを搭載し、高速なシーケンシャルリードとランダムアクセスを誇る人気のモデル。使用しているユーザーも多いため比較対象として最適だろう。

　最大読込 250MB/sec
　最大書込 70MB/sec
　2.5インチ SATA3Gbps
　搭載コントローラ Intel製
　搭載NANDフラッシュ Intel製MLC
　Trim対応
　外形寸法約100×70×9.5mm
　質量約76g

｜「CrystalDiskMark 3.0」によるベンチマークテスト

　SandForce製コントローラではデータを圧縮して転送速度の高速化を実現しているため、テストデータとして圧縮率の低い「ランダム」を選択した場合と圧縮率の高い「0x00」や「0xFF」を指定した場合で、ベンチマーク結果が大きく異なることが過去のレビューから分かっている。そのため、今回、テストデータはデフォルト (ランダム)、All 0x00 (0Fill)、All 0xFF (1Fill)の3パターンでそれぞれ計測を行っている。

　なお今回は見慣れた「CrystalDiskMark 3.0」のベンチマークテスト結果画像だけでなく、棒グラフによる比較も用意してみた。結果をひとつのグラフに集約する事で、視覚的に全体のバランスが見て取れるだろう。なお棒グラフでは1000MBのみの計測結果を。それ以外の詳細結果は通常のリザルト画像でご確認頂ければと思う。

凡例：San240「CSSD-F240GB2-BRKT」/San120「CSSD-F120GB2-BRKT」/San60「CSSD-F60GB2-BRKT」/R60「CSSD-R60GB2-BRKT」/NOVA「CSSD-V256GB2-BRKT」/Intel「SSDSA2MH080G2R5」

<All 0x00, 0Fill> 1000MB Read [MB/s] テスト

<All 0x00, 1Fill> 1000MB Read [MB/s] テスト

<ランダム> 1000MB Read [MB/s] テスト

<All 0x00, 0Fill> 1000MB Write [MB/s] テスト

<All 0x00, 1Fill> 1000MB Write [MB/s] テスト

<ランダム> 1000MB Write [MB/s] テスト

CORSAIR「CSSD-F60GB2-BRKT」【All 0x00. 0Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-F60GB2-BRKT」【All 0xFF. 1Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-F60GB2-BRKT」【Random】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-F120GB2-BRKT」【All 0x00. 0Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-F120GB2-BRKT」【All 0xFF. 1Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-F120GB2-BRKT」【Random】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-F240GB2-BRKT」【All 0x00. 0Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-F240GB2-BRKT」【All 0xFF. 1Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-F240GB2-BRKT」【Random】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-R60GB2-BRKT」【All 0x00. 0Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-R60GB2-BRKT」【All 0xFF. 1Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-R60GB2-BRKT」【Random】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-V256GB2-BRKT」【All 0x00. 0Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-V256GB2-BRKT」【All 0xFF. 1Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

CORSAIR「CSSD-V256GB2-BRKT」【Random】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

Intel「SSDSA2MH080G2R5」【All 0x00. 0Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

Intel「SSDSA2MH080G2R5」【All 0xFF. 1Fill】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

Intel「SSDSA2MH080G2R5」【Random】

50MB	100MB	500MB

1000MB	2000MB	4000MB

　「Forceシリーズ」の3モデルは「ランダム」データのテスト結果こそ控えめながら、「0x00」、「0xFF」の結果はReadで270MB/sec、Writeは260MB/secを超え高速な結果となった。新「Forceシリーズ」では予備領域が削減されているが、転送速度に対する影響は無いといっていいだろう。
　「CSSD-V256GB2-BRKT」と「CSSD-R60GB2-BRKT」は「Forceシリーズ」に比べるとランダムアクセスは多少見劣りするものの、テストデータによる速度差がないため常に一定の転送速度を期待することが出来る。
　CrystalDiskMark3.0は転送速度の最高値をチェックするのに適しているベンチマークだが、いずれのモデルともスペック値に近い性能を発揮していることがわかる。

<次のページに続く>

・SandForce SF-1200
・Intel NAND Flash（MLC）
・Max Read 285MB/sec Write 275MB/sec
・発売日：2010年6月19日
・実勢価格70,000円前後（2010年7月現在）
・製品情報

・SandForce SF-1200
・Intel NAND Flash（MLC）
・Max Read 285MB/sec Write 275MB/sec
・発売日：2010年6月19日
・実勢価格36,000円前後（2010年7月現在）
・製品情報

・SandForce SF-1200
・Intel NAND Flash（MLC）
・Max Read 285MB/sec Write 275MB/sec
・発売日：2010年6月19日
・実勢価格19,000円前後（2010年7月現在）
・製品情報

・JMicron JMF612
・Intel NAND Flash（MLC）
・Max Read 250MB/sec Write 110MB/sec
・発売日：2010年2月27日
・実勢価格19,000円前後（2010年7月現在）
・製品情報

・INDILINX Barefoot
・Intel NAND Flash（MLC）
・Max Read 250MB/sec Write 195MB/sec
・発売日：2010年5月15日
・実勢価格72,000円前後（2010年7月現在）
・製品情報