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 Home > エルミタ的速攻撮って出しレビューVol.35 - 初期不良率0.1%以下を謳うGeILをチェックしてみた。
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高品質なメモリを選ぶと言うこと。
初期不良率0.1%以下を謳うGeILをチェックしてみた。

2010年5月29日 3:15 TEXT・写真:Jo_kubota 

GeIL(GeIL Golden Emperor)を知ろう

 GeILこと、「GeIL Golden Emperor」(日本ではゲイルと呼ばれている)というメモリメーカーを皆さんはご存知だろうか。
 メモリメーカーには2つのタイプがある。一つはメモリチップメーカーが製造する、いわゆる「純正品」と呼ばれるものだ。その代表格は半導体大手の「SAMSUNG」だが、流通量としては現在それほど多くない。そして二つ目が、アッセンブリを行うメモリメーカーだ。現在自作市場を占めているメモリのほとんどが後者のタイプとなっている。

  日本では早くからKingston(キングストン)が流通していたため、知名度が高く有名だが、GeILも設立は1993年と、現存するメモリメーカーとしては、比較的歴史のあるメーカーだ。本社は台湾で、現在50ヶ国以上で販売されている。

  GeILが日本で知られるようになったのは、2001年の春に登場したSDRAM DIMMだ。当時、PC133(133MHz)で動作するメモリが主流の中、GeILから166MHz、さらにオーバークロック(OC)で183MHzで動作するという触れ込みで登場し、話題となった。話題になったのはOCだけではなく、金色の基板というモノ珍しさもあったのだが、その印象は日本のユーザーに強く印象付けるものだった。

 それ以前からも流通していたようだが、日本初上陸がいつだったのかは、定かではない。当時は大手の代理店がなく、中小の輸入業者が、海外で面白い製品を見つけては、少数だけ販売し、無くなったら終わりという場合がほとんど。そののため、メーカー側もその実態を把握できていないという事情がある。
 以降、同社の高品質メモリ「Golden Dragon」シリーズは、たびたび新製品紹介サイト等で紹介され、徐々に認知度を高めていったが、他のメーカーと比較し、決してメジャーとは言えない状況となっている。

  しかし、現在、GeILのメモリは正規販売代理店として、株式会社エムヴィケー(本社:東京都千代田区)が販売している。エムヴィケーは、ASUS製品や、BIOSTAR、GALAXYなど著名なメーカーを取り扱っている自作PCパーツ商社で、アキバに限らず全国のPCパーツショップに製品を出荷しており、そのラインナップの一つとしてGeIL製メモリも流通している。そのため、全国の販売店にてGeIL製メモリは入手できるのだ。
 では、GeILメモリの特徴を紹介しよう。


永久保証を謳えるGeILの自信

GeIL正規流通品は、国内正規代理店・エムヴィケーの永久保証が提供される
  いわゆるバルク品のメモリは、基本的にPCパーツショップ単位での保証となるため、保証期間はそれほど長くない。初期不良交換も1週間、長くても1ヶ月くらいだ。もっともメモリの場合、途中で壊れる確率は、他のパーツと比較してそれほど高くなく、最初に動いてしまえば、滅多にトラブルに出会うことがない、というバックグランドがあるためだ。しかしPCパーツの中で、CPUに次いでメモリは静電気に弱い部品なのである。
 このため頻繁にPCパーツ交換を行うユーザーほど、メモリを壊す確率が高い。また無造作に置いておくことも、静電気による破壊が起こりやすくなる。そのため長期間使用しないメモリは、静電気防止袋に入れてちゃんと保管しておくのが望ましい。けれど気をつけていても、壊れる時は壊れる。というわけで、最終的に保証がモノを言うわけだ。

  現在、エムヴィケーから販売されているGeILメモリは基本的に「永久保証」を謳っている。永久保証が受けられるのは、エムヴィケーが販売した製品のみであり、並行輸入されたものは対象外となる。そのため購入する際には、かならずエムヴィケーの保証ラベルが貼られていることを確認しておきたい。保証は、販売店経由、もしくはエムヴィケーにダイレクトに依頼することができる。詳しくは、保証に関するページを参考にして欲しい。
http://www.mvkc.jp/geil/warranty_geil.php


DDR3メモリはすべてDBT対応

 
DBTとは「Die-hard Burn-in Technology」の略で、これは初期不良率を0.1%以下にする高品位な技術のこと。ここでいう初期不良というのは、生産時に発生する不良のことではなく、製品を出荷した後に「初期不良」として返品される製品のことを指している。GeILでは出荷後3ヶ月以内に不良となったものを初期不良としているが、この不良率を0.1%以下に抑えているわけだ。これを可能にしているのが、GeIL独自に開発したエージング・チャンバー(試験機)により、予め予後不良を起こす製品を取り除くことにより、実現している。
http://www.mvkc.jp/news/news2009050714.php
●関連記事→GeIL、国内出荷DDR3製品DBT(Die-hard Burn-in Technology)対応について (2009/5/10)



8層基板を採用する「Black Drgon」シリーズ

 DDR2メモリ時代には、6層のいわゆるJEDEC準拠のメモリが脚光を浴びたが、さらに高速化するには、6層では最高レベルの性能を得られにくくなってきた。そこでGeILでは、高速なOCメモリ「Black Dragon」シリーズにおいては、他社に先駆けて、8層というリッチな基板を採用している。通常使用であれば6層でも十分対応可能なのだが、DDR3-1333を超えるような使い方をするユーザーにとって、8層基板のメリットは大いにあるだろう。もちろん、より安定したPCを構成するという名目で、Black Dragonシリーズをチョイスするのもアリだろう。なお、Black Dragonシリーズは、DDR2とDDR3の両方が用意されている。
http://www.mvkc.jp/geil/ddr3/blackdragon/

GAMING EVO ONEシリーズ

 Black Dragonシリーズは高品質がウリだが、よりオーバークロックに特化したのが、EVO OENシリーズだ。製品写真を見て分かるとおり、巨大なヒートスプレッダを装備し、高い放熱効果を得ることで、より高速な動作を可能としているのだ。このヒートスプレッダは「MTCDテクノロジー」と名づけられて、DDR3メモリである「GE34GB2133C9DC」では、DDR-2133/PC3-17000という速度を実現している。価格は若干高いものの、冷却効率の高さを重視するユーザーには、心強い選択肢となるだろう。

BRACK DRAGONシリーズ GAMING EVO ONE
BLACK DRAGONシリーズ GAMING EVO ONEシリーズ


Ultraシリーズ

 GAMING EVO ONEシリーズよりも小型のヒートシンクを採用する、Ultraシリーズ。こちらも2133MHz動作が可能となっており、より手軽にOCを楽しみたいユーザーを対象となっている。ヒートシンクはアルミ製で冷却性能も十分だ。

VALUEシリーズ

 もっとも一般的なメモリとして、VALUEシリーズがある。6層基板を採用しており、品質としては申し分ない。実売価格も安価のため、ベーシックな1台を構成するには、最適な製品だ。

Ultraシリーズ VALUEシリーズ
Ultraシリーズ VALUEシリーズ


「the Tower of AION」推奨メモリに認定されたGeILブランド

 GeILブランドのメモリキットがエヌ・シー・ジャパン株式会社(東京都渋谷区)が日本国内向けに提供するオンラインロールプレイングゲーム「タワー オブ アイオン」の推奨メモリに認定されている事はご存じだろうか。
 これについては当サイトでも既にお伝えしているが、同タイトル初の推奨メモリとして認定されたモデルは、DDR3 トリプルチャンネルキット4種類と、DDR3 デュアルチャンネルキット3種類、さらにDDR2 デュアルチャンネルキット2種類の合計9種類。推奨メモリに選ばれた事により、安心して「タワー オブ アイオン」のプレイを楽しむことができる。

Copyright(c)2009 NC soft Corporation. NC Japan K.K.
公式サイト(http://aion.plaync.jp/

DDR3 トリプルチャンネルメモリキット
型番
容量
スペック
GV33GB1600C9TC 1GB×3枚組 PC3-12800 1600MHz CL9
GV36GB1600C9TC 2GB×3枚組 PC3-12800 1600MHz CL9
GV33GB1333C9TC 1GB×3枚組 PC3-10660 1333MHz CL9
GV36GB1333C9TC 2GB×3枚組 PC3-10660 1333MHz CL9
DDR3 デュアルチャンネルメモリキット
型番
容量
スペック
GV32GB1600C9DC 1GB×2枚組 PC3-12800 1600MHz CL9
GV34GB1600C9DC 2GB×2枚組 PC3-12800 1600MHz CL9
GV34GB1333C9DC 2GB×2枚組 PC3-10660 1333MHz CL9
DDR2 デュアルチャンネルメモリキット
型番
容量
スペック
GB24GB6400C5DC 2GB×2枚組 PC2-6400 800MHz CL5
GX24GB6400DC 2GB×2枚組 PC2-6400 800MHz CL5

次は本稿の本命、GeILブランドのDDR3メモリボリュームゾーンとなる「Black Dragon」シリーズを試す事にしよう。
 
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GeIL
GeIL
型番:GB34GB1600C9DC
製品名:PC3 12800 2x2GB CL9
容量:4GB(2GB×2枚セット)
規格:PC3 12800 1600MHz
レイテンシ:CL9
電圧:1.6V
メモリ基板:8層
実勢価格(2010年4月現在)
: 税込14,000円前後
 
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