|
|
|
|Black Dragonシリーズを選ぶポイント
|
GeIL Black Dragonシリーズ「GB34GB1600C9DC」 |
|
本来ならここで、ゲームやオフィスアプリケーションなどのベンチマーク結果を掲載したいところだが、ほとんどの場合、CPUクロック向上分以上の結果を望むことは難しく、メモリクロックによりゲームスコアへの影響はほとんどないため、割愛させていただく。
この背景には、よりメモリ管理が賢くなったWindows 7を使用しているということ、そして4GBとう大容量メモリを搭載したPCの場合、メモリ速度の差は現れにくいという点がある。
例えば、メモリ容量を1GB×2として、意図的にスワップを発生させるような環境では、高速なメモリを使うメリットが現れるだろう。その場合、ゲームパフォーマンス自体が大きく損なわれてしまい、メモリパフォーマンスを語る以前に、PCとしてテストに不向きということになる。これは、オフィスアプリケーションにおいても同じであり、メモリをスペックで選ぶ優先順位は、真っ先にメモリ容量、次に速度となることは覚えておきたい。
|
BlacDragonシリーズパッケージ |
|
では、オーバークロックメモリが不要かと問われれば、ちゃんと意義はある。それは自作PCの楽しみである、オーバークロックというジャンルへの挑戦だ。CPUクロックを引き上げる場合、Core iシリーズではCPUのベースクロックを変更することが多いが、このときメモリクロックも一緒に上がってしまう。メモリクロックの設定が可能とはいえ、低速なメモリではおのずとして、ベースクロックの上限を決めてしまうことになる。そのため、CPUの限界を探る上でも、高速なメモリは不可欠となっている。CPUと異なり、ほとんどのメモリは規定のクロック以上にブチ回すことが難しく、少しでも上限の高いメモリを使う必要があるのだ。
もちろん、冒頭で述べたように、高品質なメモリを選ぶという観点に立った場合でも、オーバークロック対応メモリを使う意義はある。オーバークロックという厳しい条件に耐えるために作られたメモリであるため、当然ながら定格動作においても極めて高い安定性が期待できるからだ。8層基板という過剰とも思える高品質を実現した、Black Dragonシリーズは、人とは違う自作PCを作る上で、選んで損のない選択肢になるはずだ。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
型番:GB34GB1600C9DC
製品名:PC3 12800 2x2GB CL9
容量:4GB(2GB×2枚セット)
規格:PC3 12800 1600MHz
レイテンシ:CL9
電圧:1.6V
メモリ基板:8層
実勢価格(2010年4月現在)
:
税込14,000円前後 |
|