エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vo.139　GIGABYTE初のMicroATXゲーミングマザー「G1.Sniper M3」検証

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｜Intelコントローラと「cFosSpeed v7.01」で安定したネットワーク環境を構築

　オンラインゲームをプレイする上で、ネットワーク帯域の確保はとても重要だ。特に多くのアプリケーションやユーティリティを常駐している場合、帯域幅が確保できずオンラインゲームの反応が遅くなってしまうことがある。
　そんな問題を解消するため、「G1.Sniper M3」では安定性に定評のあるIntel製ネットワークコントローラの採用に加え、アプリケーションやプロトコルごとにネットワーク帯域を制御できる「cFosSpeed v7.01」が付属する。またネットワークモニタ機能により、リアルタイムでネットワークの使用状況を確認できるので、帯域を占有するアプリケーションをチェックすることもできる。

「cFosSpeed v7.01」をインストールすると、画面右下にリアルタイムモニタが表示される

ネットワークへ接続しているプロトコルやアプリケーションは一覧から確認できる

アプリケーションやプロトコルごとに帯域制限の設定も可能

｜Creative Sound Core3DとTRUSTUDIOで高品質サウンド環境を実現

　画像セッションでも説明した通り「G1.Sniper M3」では、Creative Technology社の最新オーディオカード、「Sound Blaster Recon3D」シリーズにも採用されているオーディオコントローラ「CA0132」を搭載する。さらに高品質なニチコン製の両極性音声用コンデンサコンデンサや、ヘッドフォン用アンプを搭載するなど、一般的なオンボードサウンドとは一線を画したサウンドコンポーネントが実装されている。また、THX TruStudio PROをサポートするため、臨場感あふれるサウンド環境の構築が可能だ。

「G1.Sniper M3」ではマザーボード左下のスペースをサウンド用コンポーネント向けに大胆に使用する

TRUSTUDIOに対応するため、サウンド環境も好みに合わせて詳細に設定可能

FPSゲームで特に有効な「Scout Mode」も搭載

使用するスピーカーやヘッドフォンに合わせて最適な設定を選択できる

イコライザーではあらかじめ登録されているプリセットに加え、好みのプリセットを保存しておくことができる

｜MicroATXサイズに多彩な機能を詰め込んだゲーミングマザー

　GIGABYTEのゲーミングマザー「G1.Sniper」シリーズ初のMicroATXモデル「G1.Sniper M3」を検証してきた。スペース的な制約を受けるMicroATXサイズにもかかわらず、あえてサウンド機能に大きなスペースを割くことで、一般的なオンボードサウンドとは一線を画すサウンド環境を実現。さらにネットワークチップも安定性に定評のあるIntel製コントローラを採用するなど随所にゲーミング向けのこだわりが見てとれる。
　また6フェーズ電源やPCBに2オンス銅箔層を採用するなど、オーバークロックマザーボードとしても十分な性能を備えており、実際のテストでも大幅なオーバークロックが可能だった。
　Intel 7シリーズに合わせて発表された新機能、「Lucid Virtu MVP」との相性もよく、Ivy Bridgeと組み合わせれば小型かつ高性能なゲームPCを構築したいというニーズにしっかりと応えてくれる1枚となるだろう。

協力：日本ギガバイト株式会社
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