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エルミタ的速攻撮って出しレビューVol.47 - Palit「GeForce GTX 460 1GB Sonic Platinum」速攻チェック
Palit「GeForce GTX 460 1GB Sonic Platinum」
速攻チェック
2010年7月16日 10:25
TEXT:GDM編集部 松枝 清顕/取材:GDM編集部 Tawashi
2010年7月12日13:00(日本時間)、NVIDIA GeForce GTX 400ファミリー“数字上”の末っ子となる、
GeForce GTX 460
が正式に発表された。これに合わせるように解禁当日から各社モデルの発売が開始されており、NVIDIA陣営としてはGTX 4xxシリーズ中でも重要な立ち位置を担う“2万円の売れ筋GPU”としての使命を課すべく、その評価に注目が集まっている。
さて今回は
株式会社サードウェーブ
(本社:東京都千代田区)の協力により、
Palit Microsystems
ブランドの最上位モデル
「GeForce GTX 460 1GB Sonic Platinum」(型番:NE5X460HF1102)
を用意し、その素性を検証してみる事にしよう。
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3モデル攻勢を仕掛けるPalitブランドGeForce GTX 460
Palit Microsystems
社は1988年に設立されたグラフィックスカードベンダー。国内では
株式会社サードウェーブ
が販売代理店業務を行う事で、全国24店舗を展開する
パソコンショップ ドスパラ
店舗および同社通販サイトで購入する事ができる。
新製品国内投入タイミングが早く、求めやすい価格が魅力のPalit社は今回、NVIDIA GeForce GTX 460発表と同時に3種類のバリエーションを投入してきた。
GeForce GTX 460 1GB Sonic Platinum(NE5X460HF1102)
・コアクロック800MHz/メモリクロック4000MHz
・ビデオメモリ1GB GDDR5 256-bit
・実売価格税込24,980円(7月15日現在)
http://www.dospara.co.jp/5goods_parts/
parts_detail.php?h=d&f=d&m=parts&ic=158007&lf=0
GeForce GTX 460 1GB Sonic(NE5X460SF1102)
・コアクロック700MHz/メモリクロック3600MHz
・ビデオメモリ1GB GDDR5 256-bit
・実売価格税込23,980円(7月15日現在)
http://www.dospara.co.jp/5goods_parts/
parts_detail.php?h=d&f=d&m=parts&ic=157967&lf=0
GeForce GTX 460(NE5TX460FHD79)
・コアクロック675MHz/メモリクロック3600MHz
・ビデオメモリ768MB GDDR5 192-bit
・実売価格税込19,980円(7月15日現在)
http://www.dospara.co.jp/5goods_parts/
parts_detail.php?h=d&f=d&m=parts&ic=157966&lf=0
各モデルのスペックを確認しておくと、
「GeForce GTX 460 1GB Sonic Platinum」(NE5X460HF1102)
はコアクロック800MHz、メモリクロック4000MHzでいずれもOC仕様、
「GeForce GTX 460 1GB Sonic」(NE5X460SF1102)
はコアクロックのみOCの700MHz、メモリクロック3600MHz、唯一ビデオメモリ768MB版となる
「GeForce GTX 460」(NE5TX460FHD79)
は、コアクロック675MHz、メモリクロック3600MHzのリファレンス準拠モデルとなっている。
つまり1GB版でのリファレンス準拠モデルは敢えてラインナップされていない
。以下はこれらを表にまとめたものだ。
※ ( )内はリファレンススペック
※実売価格は2010年7月15日現在(エルミタ調べ)
なおスペック以外での特徴として、VGAクーラーもオリジナルタイプを全種類に搭載させている点が挙げられる。2Slot占有デザインはリファレンス同様ながら、銅製ヒートパイプ2本で構成された長方形のヒートシンクとなっている。これについては次の詳細画像でご紹介しよう。
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最上位、GeForce GTX 460 1GB Sonic Platinum検証
さて、ここからは実際に借り受けた“現物”を元に、外観からチェックして行こう。
今回用意したのは、Palit社製NVIDIA GeForce GTX 460の3モデル中、最上位となる
「GeForce GTX 460 1GB Sonic Platinum」
だ。
Palit社製NVIDIA GeForce GTX 460 3モデル中、最上位となる「GeForce GTX 460 1GB Sonic Platinum」パッケージ。右下にある「SONIC Platinum」マークがポテンシャルの高さをアピールしている。なおパッケージ寸法は実測値で約340×220×65mmで、GeForce 400ファミリーの中でも小振りなサイズだ
外観はブラックのカバーにオレンジのファンが印象的な
「GeForce GTX 460 1GB Sonic Platinum」
。PCBカラーは“敢えて”ATIカラーの赤を採用している?
PCI Express補助電源コネクタは6pin×2で、リファレンスと違い横位置にコネクタが用意されているため、奥行きがタイトなPCケースでもケーブルの取り回しは実に楽だ
「GeForce GTX 460 1GB Sonic Platinum」
の良さのひとつは出力インターフェイス。上下にDualLink対応DVI×2、HDMI×1、さらにD-Sub15pin×1を備え、細かい点ながら、他社との違いが見受けられる
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Palit社3モデルはオリジナルVGAクーラーを採用する
冒頭でも説明した通り、Palit社製GeForce GTX 460では
初回リリースの3モデル共通で、オリジナルVGAクーラーを搭載させてきた。
リファレンスモデルではラウンド形状を上下カットしたようなヒートシンクが採用されているが、このモデルでは
長方形の40枚から成るアルミ製フィンに2本の銅製ヒートパイプ、さらに銅製受熱ベースで構成
されたモデルを採用。なおヒートシンクサイズは突起部(ヒートパイプ)含まずD125×W70×H12(最厚部)mmだった。
また4pin(小)コネクタからの給電となるファンは80mmのオープンフレームタイプで、台湾POWER LOGIC社製「PLA080115B12HH」の2ボールベアリングとなる。
なお形状は違えど、リファレンスモデル同様に2Slotタイプの外排気エアフローは同様で、拡張スロット部には通気孔が用意されている。
都合6本のネジで留められているカバーを外した状態。リファレンス同様、PCBとカバー間には隙間があり、風が抜ける工夫がなされている
搭載ファンはPOWER LOGIC社製の80mmオープンフレームタイプ。2ボールベアリングを採用。インペラのオレンジカラーが特徴的
40枚のアルミニウム放熱フィンと2本の銅製ヒートパイプで構成されたヒートシンク部。2Slot占有デザインでは15mm厚ファンのスペース確保を考慮すると、この高さが目一杯といった所
ベース部とヒートパイプを両方向から見たところ。銅製ベースとヒートパイプは半田またはロウ付けで固定されているものと思われる
では次のページからは基板部分を画像中心にチェックして行くことにしよう。
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次のページに続く
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GeForce GTX 460 1GB Sonic Platinum
(NE5X460HF1102)
GeForce GTX 460 1GB Sonic
(NE5X460SF1102)
GeForce GTX 460(NE5TX460FHD79)
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