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エルミタ的速攻撮って出しレビューVol.27 MLC SSD頂上対決 PhotoFast「G-Monster2 SFV1」はIntelの牙城を崩せるか
MLC SSD頂上対決
PhotoFast「G-Monster2 SFV1」はIntelの牙城を崩せるか
2010年2月5日 16:00 TEXT:池西 樹
第2普及期に突入し、自作市場では2010年も大注目株となるSSD。NANDフラッシュの特性から、その軽快感と低発熱・低消費電力については今更説明は不要であろう。昨年以上に新たなテクノロジーの進化が期待されるアイテムである事に間違い無い。
さて、これまでたくさんのSSDがリリースされているが、その製品特徴に大きな影響を及ぼす存在として最も注目されるのがコントローラーチップだ。搭載NANDフラッシュのタイプ(SLC/MLC)よりも重要視されるコントローラーチップ如何で、製品の善し悪しがほぼ決まってしまう事になる。
ご存じの通り、2009年はINDILINX社製コントローラーチップが大ブレークし、SSDの“鉄板”となったが、そこへ新規参入して来たのが今回テストする
SandForce社
のコントローラーチップとなる。
当サイトでも昨年より数回この話題を取り上げているが、いよいよ国内市場初登場となる
「SF-1500」
搭載SSDがPhotoFastからリリースされた。潜在能力が高いという前評判から、非常に注目されているSandForce社製コントローラーチップの実力を検証してみることにする。
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“国内初登場”のコントローラチップ、SandForce「SF-1500」を搭載した「G-Monster2 SFV1」
PhotoFast社製の新型SSD
「G-Monster2 SFV1」シリーズ
がついに発売となった。当サイトではこれまで数回、独自入手した情報や
ベンチマーク結果を紹介してきたが、
圧倒的なそのベンチマークテスト結果をみて、発売前から気になっていたユーザーも多いのではないだろうか。
また最大のトピックスとして国内初登場となるSandForceコントローラー「SF-1500」の存在は大きな注目点で、特に4Kのランダムアクセスは実測で75MB/secとなり、これまでのMLCタイプSSDの常識を覆す性能を実現している。
執筆時点で「G-Monster2 SFV1」シリーズ中、100Gモデルの
「GM2-25M100GSSDSFV1」
が先行でリリースされているが、今回はPhotoFast日本総代理店・株式会社フォトファースト社のご好意により、評価モデルをいち早く入手する事ができたため、早速期待の「G-Monster2 SFV1」をチェックしていきたいと思う。
製品パッケージ。日本総代理店の株式会社フォトファーストの存在により、パッケージは日本語化され、製品に対する安心感は高い
アルミ筐体を採用する「G-Monster2 SFV1」
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製品ラインナップ
モデル名
容量
発売日
GM2-25M50GSSDSFV1
50GB
2010年3月予定
GM2-25M100GSSDSFV1
100GB
発売中
GM2-25M200GSSDSFV1
200GB
2010年3月予定
GM2-25M400GSSDSFV1
400GB
2010年3月予定
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製品情報
株式会社フォトファースト
http://www.photofast.co.jp/gm2sfv1.html
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関連記事
[新製品] PhotoFast、ランダム書込4K:最大75MB/sの新型SSD「G-Monster2 SFV1 2.5インチSATAII SSD」正式発表(2010/1/22)
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201001/22_01.html
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「G-Monster2 SFV1」シリーズ主要スペック
・最大読込260MB/s (ランダム書き込み4K 最大75MB/s)
・2.5インチ SATA 1.5/3Gbps SATAT/U
・耐衝撃性能 1500G
・外形寸法 約100mm×70mm×9.5mm
・質量 約105g
・対応OS Windows7(32bit/64bit)/Vista(32bit/64bit)/XP SP3/MacOS X
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SandForce製「SF-1500」コントローラチップとは
・エンタープライズ向けのコントローラチップで、SATA 3.0Gbps/1.5Gbpsをサポートし、パフォーマンスはシーケンシャルリードが最大260MB/sec、IOPSランダムリード/ライトが共に30,000(@4K Blocks)とシーケンシャルリードだけでなくランダムアクセスも非常に高速なコントローラチップだ。対応する最大容量は512GBまで、SLC/MLC両タイプのNANDフラッシュメモリをサポートする
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コントローラチップ上のシルク印刷はなし
まずは基板を確認してみることにしよう。コントローラチップは「SF-1500」ということだが、今回の製品ではコントローラチップのシルク印刷は無し。なお当然ながら外装カバーを開け、基板を確認する作業は補償対象外となるため、どうしても興味がある場合は自己責任で行って欲しい。
ケース横の4箇所のネジを外せばケースを外すことができる
コントローラチップを囲むようにNANDフラッシュが8枚配置されている
裏側にも8枚のNANDフラッシュが配置されている
コントローラチップには「SF-1500」を示すシルク印刷はなし。使用しているNANDフラッシュメモリは「SAMSUNG K9HCG08U1M」
次は「GM2-25M100GSSDSFV1」の実力に迫るべく、ベンチマークテストを行う事にする。比較対照として用意したのは、「SF-1500」最大のライバルと目されるIntel「X25-M Mainstream SATA SSD」だ。
<次のページに続く>
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SandForce SF-1500搭載の「G-Monster2 SFV1」登場
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ベンチマークでチェック「CrystalDiskMark 2.2」編
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ベンチマークでチェック「HD Tune Pro 4.01」「ATTO Disk Benchmark 2.34」編
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