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エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.111
システムに合ったベストチョイスを探せ
GeIL「THUNDERBOLT PLUS」
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2011年12月21日 11:00
TEXT:GDM編集部 池西 樹 |
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メモリメーカーとして有名なGeIL(GeIL Golden Emperor)が、サブブランド「THORTECH」を立ち上げて、電源ユニットへの本格参入を果たしたのは皆さんご存知の通り。
以前、「THUNDERBOLT PLUS」シリーズの800Wモデルについてレビューをお届けしたが、初の電源ユニットとは思えない完成度の高い製品に仕上げられていた点は印象深かった。
そんな、GeILの「THUNDERBOLT PLUS」シリーズに、3モデルが追加されることになった。800Wモデルの完成度の高さを見るに、新モデルには否が応でも期待がかかるところ。そこで、今回はGeILの国内正規代理店である、株式会社エムヴィケー(本社:東京都千代田区)より新モデルを借り受け、その性能に迫っていくことにしよう。 |
|850Wから1200Wまで3モデルが追加された「THUNDERBOLT PLUS」シリーズ
これまで国内で発売されていた「THUNDERBOLT PLUS」シリーズは800Wの1モデル。今回そこに850W、1000W、1200Wの3モデルが新たに追加されることになった。同社のハイエンド向け電源ということで、全モデルで80PLUS GOLD認証取得による高い電源効率や、1系統で高出力な+12Vなど、最近のトレンドはしっかりと押さえられている。
また、前モデルの売りのひとつでもあった、消費電力や電源効率が視認できるモニタリングユニット「iPower Meter」も当然付属する。こちらは、正直おまけと言ってしまうのが憚られる程、高機能なユニットとなっており、これだけでも十分訴求ポイントとなるだろう。
今回登場した3モデルは、これまでの「THUNDERBOLT PLUS」シリーズの良さを継承しつつ、電源容量を強化し、さらに奥行きも短縮化されるなど、これまで以上に魅力的な製品になっている。
ちなみに、これまで発売されていた800Wモデルはすでに出荷終了となっており、今後は流通在庫を残して徐々にフェードアウトしてことになるようだ。
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今回、新たに登場した「THUNDERBOLT PLUS」シリーズ3モデル |
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|新生「THUNDERBOLT PLUS」シリーズのスペックを確認する
今回追加された3モデルのスペックについて確認していこう。前述のとおり、すべてのモデルにおいて、80PLUS GOLD認証を取得。50%出力時は90%以上と高い電源効率を実現している。また、ハイエンド電源ユニットにおいて、最も重要な+12Vは1系統にまとめられており、850Wモデルは70A、1000Wは83A、1200Wは100Aとそれぞれ総出力に対して十分な容量が確保されている。
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THUNDERBOLT PLUS 1200W
(型番:TTBPK20G)
市場想定売価税込29,800円
製品情報 |
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THUNDERBOLT PLUS 1000W
(型番:TTBPK00G)
市場想定売価税込26,800円
製品情報 |
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THUNDERBOLT PLUS 850W
(型番:TTBP850G)
市場想定売価税込22,800円
製品情報 |
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■THUNDERBOLTPLUS 850W
DC Output |
+3.3V |
+5V |
+12V |
-12V |
-5Vsb |
MAX LOAD |
24A |
24A |
70A |
0.8A |
4A |
最大出力 |
150W |
9.6W |
20W |
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■THUNDERBOLTPLUS 1000W
DC Output |
+3.3V |
+5V |
+12V |
-12V |
-5Vsb |
MAX LOAD |
24A |
24A |
83A |
0.8A |
4A |
最大出力 |
150W |
9.6W |
20W |
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■THUNDERBOLTPLUS 1200W
DC Output |
+3.3V |
+5V |
+12V |
-12V |
-5Vsb |
MAX LOAD |
24A |
24A |
100A |
0.8A |
4A |
最大出力 |
150W |
9.6W |
20W |
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|1200Wモデル「TTBPK20G」を画像でチェック
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「THUNDERBOLT PLUS」シリーズでは、最も高出力となる1200Wモデル「TTBPK20G」 |
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「THUNDERBOLT PLUS」シリーズのスペックを確認したところで、ここからは1200Wモデル「TTBPK20G」について画像にてチェックしていこう。
|多機能ユニット「iPower Meter」をチェック
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5.25インチベイに搭載する多機能ユニット「iPower Meter」。各種データを表示する液晶は大きく視認性も高い。ちなみに液晶のサイズは実測値で110mm×25mm |
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「THUNDERBOLT PLUS」シリーズで特徴的なアイテムといえば、5.25インチベイに内蔵する専用ユニット「iPower Meter」だ。こちらは、消費電力に加えて、電源変換効率、各種電圧(V・+3.3V、+5V、+12V)/電流(A・+3.3V、+5V、+12V)、温度モニタリング、ファン回転数の変更など豊富な機能を備えている。 特に、各ラインの消費電流や電源変換効率については、通常確認することが難しいことから、重宝する機能といえるだろう。ちなみに各々の機能の切り替えは、液晶画面の横にレイアウトされているボタンで行うことができる。
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フロントパネルはヘアライン仕上げで高級感のある作り。液晶横のボタンにて各種モードの切り替えができる |
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マウント部分はプラスチック製のため、ケースに搭載する際に傷が付く心配が少ない |
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各種情報は、専用のケーブルを通して液晶に表示される |
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