|「Octane SATA2 2.5" SSD」128GBベンチマークテスト
次に「Octane SATA2 2.5" SSD」128GBモデル「OCT1-25SAT2-128G」のベンチマークテストを行なう。公称スペックは、シーケンシャル読込275MB/sec、書込135MB/sec。ランダム読込29,000 IOPS、書込9,000 IOPSでランダム書込は「Petrol 128GB」を上回るわけだが、実際のパフォーマンスを確認していこう。
|データ圧縮率による性能の違いを「AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354」でチェック
「AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354」を使って、データの圧縮率によって転送速度に違いがでるのか確認していこう。
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【AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354】 |
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読込のスコアを確認すると圧縮率が約50%までは、なぜかSATA2.0(6Gbps)の限界速度である300MB/secを上回る340MB/secを計測した。今回は「Z68 Express」のSATA3.0(6Gbps)ポートに接続して測定を行なったが、正直判断に困る結果。
また書込は「Petrol 128GB」より性能が高く、圧縮率が0%の時は約135MB/sec。そこから徐々にスコアが上昇し圧縮率100%では170MB/secを計測した。
|「CrystalDiskMark3.0.1c」でチェック
「AS SSD Benchmark 1.6.4067.34354」での“やや判断に困る結果”を念頭に、「CrystalDiskMark3.0.1c」でも測定を行なってみよう。テスト条件は「Petrol 128GB」と同じデフォルト (ランダム)、All 0x00 (0Fill)、All 0xFF (1Fill)の3パターンでそれぞれ計測を行い、テスト回数はデフォルトの5回。また、テストサイズはそれぞれ50MB/100MB/500MB/1000MB/2000MB/4000MBの6パターン全てで行なっている。
■デフォルトランダム
■All 0x00 (0Fill)
■All 0xFF (1Fill)
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データサイズ50MB時の4KQDスコア(IOPS) |
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シーケンシャル読込は、データサイズが小さいテストを中心に300MB/sec超える結果が複数確認できる。特にデータサイズ50MB/secではランダムデータ、0x00や0xFFとも約345MB/secと高いスコアを計測。完全にSATA3.0(6Gbps)仕様のSSDとして動作していることがわかる。書込もランダムデータで145MB/sec前後、0x00や0xFFでは170MB/sec前後で安定しており「Petrol 128GB」を上回っている。
次にランダムアクセスだが、4Kは読込15MB/sec前後、書込45MB/sec前後。4K QDは読込120MB/sec、書込50MB/sec前後を計測。4K QDのスコアをIOPS換算すると、読込は29,000 IOPS、書込は約15,000 IOPSで「CrystalDiskMark 3.0.1c」についてはシーケンシャル、ランダムとも「Petrol 128GB」と優劣が逆転していることがわかる。 |