|「ATTO Disk Benchmark 2.47」ベンチマークテスト
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【ATTO Disk Benchmark 2.47】 |
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最後に「ATTO Disk Benchmark 2.47」の結果を確認しておこう。読込は最大538MB/secとなり、公称値をわずかだが上回った。一方、書込は最大でも145MB/sec止まりで公称値170MB/secを下回る結果となった。結局、いずれのベンチマークでもシーケンシャル書込は150MB/sec前後で頭打ちとなっていることから、書込性能については今後ぜひ改善して欲しい。
|読込性能はSATA3.0対応SSDとして十分な性能。
|書込性能は今後の改善に期待したい
ここまでIndilinxのSATA3.0(6Gbps)対応コントローラ「Everest」を搭載した「Octane SATA III 2.5" SSD」120GBモデル「OCT1-25SAT3-128G」をチェックしてきた。読込性能については、シーケンシャルで500MB/secオーバー、ランダムでも35,000 IOPSを超える数値を記録しており、これまでエルミタでも何度かレビューをお届けしているMarvellやSandForceコントローラ採用製品と比較しても遜色ない性能だ。一方、書込についてはシーケンシャル、ランダムともスコアが伸び悩んでいる点が気になるところ。特に、ランダム書込の7,000 IOPSというのは最近のSSDとしては正直少々物足りないところだ。
また、「OCT1-25SAT3-128G」の市場想定価格は17,000円前後。SSDで特に人気があり、価格競争も激しい128GBモデルとしては、やや高めとなってしまっている点もデメリットといえる。
一方、256GBや512GBといったより大容量モデルでは、公称値を見るかぎりシーケンシャル、ランダムとも書込性能は大幅に向上する。市場想定価格も256GBモデル「OCT1-25SAT3-256G」で30,000円前後、512GBモデル「OCT1-25SAT3-512G」で76,000円前後と同クラスのSSDと比較しても安価な価格設定となっており、大容量なSSDを検討しているユーザーにとっては非常に魅力的な製品と言えるだろう。
いずれにせよ、MarvellとSandForceの2強独占になりつつあるSATA3.0(6Gbps)コントローラにおいて、Indilinxという新しい選択肢が登場したことを素直に歓迎したい。
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