製造プロセス28nmのAMD Radeon HD 7000シリーズ“HD 7970”が1月9日より発売された。新世代GPUアーキテクチャを採用したHD 7970は、世界初のPCI-Express3.0に対応する自作ファン待望のモデルだけあって、“販売価格もハイエンド”ながら好調な売れ行きと聞く。リリース間もない事もあり、現時点で選択肢の多くはリファレンススペックおよび外観だが、大手ベンダーであるGIGABYTE TECHNOLOGY（本社：台湾）は旧正月前にオーバークロック＆オリジナルVGAクーラーを搭載させた「GV-R797OC-3GD」をアナウンス。国内正規代理店のCFD販売株式会社（本社：愛知県名古屋市）によると、今月末までに発売開始というスケジュールが組まれているそうだ。
そこで今回は注目のオーバークロック版Radeon HD 7970「GV-R797OC-3GD」のサンプルを借り受け、ファーストインプレッションをお届けしよう。 |
｜Radeon HD 7970搭載モデルでは貴重なオリジナルクーラー採用モデル「GV-R797OC-3GD」
「GV-R797OC-3GD」は、GIGABYTEのオリジナルVGAクーラー「WIND FORCE 3X」を搭載したRadeon HD 7970グラフィックスカード。「WIND FORCE 3X」は3本の8mm径ヒートパイプと3連PWMファンを搭載。さらに、Triangle Coolテクノロジの採用により、リファレンスクーラーに比べて約15％の冷却性能向上が謳われている。
現在、リファレンスクーラーモデルしかないRadeon HD 7970グラフィックスカードにおいて、オリジナルクーラーを採用した「GV-R797OC-3GD」は貴重なモデルと言えるだろう。
また、その高い冷却性能を生かし、コアクロックがリファレンスの925MHzから1,000MHzへとオーバークロックされているのも特徴だ。
GV-R797OC-3GD 主要スペック |
| GPU |
AMD Radeon HD 7970 |
| 製造プロセス |
28nm |
| コアクロック |
1,000MHz（リファレンス925MHz） |
| メモリクロック |
5,500MHz |
| メモリバス幅 |
384bit |
| ビデオメモリ |
GDDR5 3,072MB |
| バスインターフェイス |
PCI-Express3.0（x16） |
| 出力インターフェイス |
DVI-I×1、HDMI×1、Mini DisplayPort×2 |
| 対応API |
DirectX 11.1/Open GL4.1 |
| 外形寸法 |
L285×W126×H38mm |
| 重量 |
763g※実測値 |
| VGAクーラー |
WIND FORCE 3X |
| 補助電源 |
6pin/8pin |
| 推奨システム電源容量 |
550W |
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｜3連ファンが特徴的な「GV-R797OC-3GD」を画像でチェック
スペックの確認ができたところで、ここからは画像にて「GV-R797OC-3GD」をチェックしていくことにしよう。
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| GIGABYTE国内正規代理店のCFD販売から借り受けた「GV-R797OC-3GD」は、化粧箱、付属品、ドライバCD等は一切無し。バルク状態のサンプル品には3連ファン「WIND FORCE 3X」の半透明カバーに保護シールが貼られていた |
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| ファンの隙間から、基板の全面を覆うアルミニウムフィンと銅製ヒートパイプが確認できる |
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| 基板上部にはCrossFireX用のコネクタを備える。ちなみに「Dual BIOS Toggle Switch」は用意されていなかった |
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| 出力インターフェイスはDVI-I×1、HDMI×1、Mini DisplayPort×2がレイアウトされている |
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| 補助電源コネクタは6pinと8pinが各1口用意されている |
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