2018.04.12 00:00 更新
2018.04.12 取材
CORSAIR(本社:アメリカ カリフォルニア州)国内正規代理店の株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区)は2018年4月11日、都内にてゲーミングデバイスを中心としたCORSAIRブランドの新製品発表会を開催した。完全防護のメカニカルキーボードや、無接点充電可能な3-WAY接続のゲーミングマウスなど、今月にも登場する新型デバイスたちをチェックしておこう。
CORSAIRから、2018年春の新製品が発表。同社が初めて手がけたワイヤレスのゲーミングマウス「DARK CORE RGB」は要チェックだ |
今年で創業から23周年を迎えるというCORSAIRから、近く国内市場に投入される新製品が発表された。CORSAIRの注目デバイスといえば、同社初のワイヤレスキーボードとしてリリースされた「K63 Wireless」の発売が記憶に新しいが、ゲーミングマウスにも同社初のワイヤレスモデル「DARK CORE RGB」が登場する。
同じく初のワイヤレスプロダクトである、「K63 Wireless」とは相性抜群。膝置きできる「Gaming Lapboard」を使えば、リビングでも本格FPSプレイができる | デバイス製品の解説を行った、CORSAIR本社のSr. Director, Product and Channel Marketing Andrew Ware氏 |
「K63 Wireless」と同じく「CES 2018」にて正式発表されたデバイスで、最大の魅力は接続インターフェイスの自由度が高いこと。2.4GHzワイヤレスとBluetooth、USBによる有線接続の3-WAYに対応、ユーザーの好みや使用環境に合わせた自由な運用を可能にしている。接続の自由度は、CORSAIRがワイヤレスモデルを手がける際に特に大切にした点だという。
マウスセンサーは最大16,000dpiに対応するゲーミンググレードの光学式センサーを搭載、1dpi刻みでのカスタマイズにも対応する。マグネットで脱着できる2タイプのサイドグリップが付属、お手軽なボディカスタマイズも可能だ。
最大16,000dpiの光学センサー、プログラム可能な多数のボタンを搭載。サイドパーツはマグネット脱着式で、スカートタイプに換装することもできる |
デザイン・スペック同等の姉妹モデル「DARK CORE RGB SE」。Qi準拠のワイヤレス充電に対応する上位版だ |
また、「DARK CORE RGB」の姉妹モデル「DARK CORE RGB SE」も国内向けに発売が決定している。デザインやスペックは同等だが、こちらはQi準拠のワイヤレス充電に対応したモデル。今週末に発売されるQi対応ゲーミングマウスパッド「MM1000 Qi Wireless Charging」と組み合わせて運用することを想定、パッド上の充電スペースに置くだけで充電できる手軽さが魅力だ。なお、いずれもワイヤレス接続時のバッテリーライフは最大24時間という。
5月以降の発売を予定しており、価格は現時点ではまだ調整中とのこと。今後の続報に期待したい。
先行で発売されるQi対応マウスパッド「MM1000」を使った“置くだけ充電”が可能。なお、「MM1000」にはLightningとType-C、microUSBに対応するQiアダプタが付属、スマートフォンをQi化してワイヤレス充電できる |
ゲームプレイ中に飲み物をこぼしても大丈夫、RGBイルミにも対応する防水・防塵キーボードの「K68 RGB」 |
「K63 Wireless」に続くキーボードの新モデルとして会場に持ち込まれたのは、IP32準拠の防水・防塵に対応するCherry MX RGB搭載の「K68 RGB」。「K68 Red LED」のRGB対応モデルにあたり、耐久性はそのままにイルミネーション機能が進化した。
ちなみに防水・防塵機能のキモとなっているのは、キーキャップの裏側でスイッチ周囲を丸ごとカバーしているメンブレンシートと、無数に設けられた排水口。打鍵感を保ったまま気密性を高めているメンブレンシートが特に技ありで、うっかり水や飲み物をこぼしてしまっても慌てることはない。
発売は5月以降を予定しており、価格はマウス同様に現在調整中とのこと。なお、詳細な仕様については、こちらのプレスリリースで予習しておこう。
キースイッチは、軸部分を除いて周囲をメンブレンシートで保護されている。スイッチには水が侵入せず、底面に設けられた無数の排水口から出ていく構造になっている |
ゲーミングヘッドセットの新モデル「HS60」も5月以降に発売予定(価格は調整中)。「HS50」をベースとした50mm径ドライバー搭載モデルで、7.1chバーチャルサラウンドに対応するUSBアダプタが付属している |
コンパクトでスタイリッシュなマシンを組みたい、そんな向きにピッタリな「Carbide 275R」 |
会場にPCケース唯一のニューカマーとして持ち込まれたのが、コンパクトミドルタワーの「Carbide 275R TG(Tempered Glass)」だ。シンプルなフラットフロントパネルをもつ上品なデザインで、サイドにはケース内部のドレスアップに最適な、シースルーの強化ガラスパネルが採用されている
PCケース製品の解説を担当したのは、同じくCORSAIR本社のDirector of Marketing for Gaming Systems and ComponentsであるDennis Jackson氏 |
小さいながらに高い拡張性を備えた製品で、仕様の詳細についてはこちらのプレスリリースを参照のこと。なお、グローバル向けにはアクリルパネルモデルも存在しているものの、「価格的にそれほど差がない」(代理店担当者)ことから、国内向けには強化ガラスモデルのみが発売される。
現時点における予価は税込14,040円。まずホワイトモデルが4月21日に発売、カラバリのブラックは4月下旬~5月上旬に追って発売の見込みとなっている。
電源やストレージなどはボトムのカバー裏に収納、システム全体をサイドパネルから魅せる仕様。フラットなフロントパネルにさり気なく配置されたロゴは、RGBライティングに対応している |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
CORSAIR: http://www.corsair.com/
株式会社リンクスインターナショナル: http://www.links.co.jp/