2018.06.11 09:41 更新
2018.06.11 取材
Thermaltake Technology(本社:台湾)は、高価な創立20周年記念モデル「Level 20」に対し、より購入しやすい価格帯の「Level 20」シリーズ計3機種を準備している。
Thermaltakeの創立20周年記念モデルとして着々と準備が進められている「Level 20」。特徴的な熱源分離設計「トリオ・チャンバー」は自作PC魂をくすぐるが、売価約130,000円ではさすがにそう簡単には手が出ない。たとえヘソクリでこっそり買ったところで、あの堂々たる押し出しでは隠しようがない。
そんな僕らのために用意されたのが、意匠を受け継ぐ普及価格帯「Level 20」シリーズだ。今年秋には国内市場に投入される予定という3モデルをご紹介しよう。
4mm厚強化ガラスを4面に装着したMicroATX対応Cube型モデル「Level 20 VT」(CL-1L2-00S1WN-00)。シリーズで最も購入しやすい税抜12,000円程度の予定だが、場合によってはもう少しディスカウントがあるかもしれない。なおベースとなるのは2015年1月に国内販売が開始された「Core V21」(型番:CA-1D5-00S1WN-00)だという。
4面ガラスで内部が透けて見えるCube型。オールインワン型水冷ユニットだけでなく、DIY水冷構築も推奨されている |
外形寸法はW330xD430xH348mm、重量は8.63kg。冷却ファンはフロントに200mm口径(800rpm/13dBA)を標準装備。オプションでトップ120mmx4または140mmx2、リア120/140mmx1、ボトム120mmx2がそれぞれ増設可能。ドライブベイは2.5/3.5インチx3、2.5インチx3。なおフロントは120/140mmx2への換装にも対応。各クリアランスはグラフィックスカードが長さ350mm、CPUクーラーが高さ185mm、電源ユニットが長さ最大200mmまでサポートする。
305x330mmのE-ATXまで搭載できる、大型Cubeケース「Level 20 XT」(型番:CA-1L1-00F1WN-00)。そのベースは以前詳細検証を行った「Core X9」(型番:CA‐1D8‐00F1WN‐00)と言われており、「Level 20 VT」同様に4面を4mm厚の強化ガラスで覆われている。
冷却ファンレイアウトは、フロントに140/200mmx2または120mmx3が搭載できる他、トップ200×2、140mmx6、120mmx6、リア120/140mmx2、ボトム120mmx3、サイド140mmx3、120mmx4とされ、多彩なエアフローレイアウトが構築できる。
手元資料によると、冷却ファンで標準装備されるのはリア140mmx1(1,000rpm/16dBA)で、その他はオプション扱いになる模様 |
外形寸法はW394xD623xH515mm、重量は17kg。ドライブベイは2.5/3.5インチx6(ケージタイプ)、3.5インチx1、2.5インチx2(M/Bトレイ)。各クリアランスはグラフィックスカードが長さ最大590mm、CPUクーラーが高さ250mm、電源ユニットが長さ最大220mmまでサポート。市場想定売価税抜25,000円前後を想定。
こちらは5mm厚強化ガラスを4面に採用した、E-ATX対応タワー型PCケース。ベースモデルは「View 71 TG」(型番:CA-1I7-00F1WN-00)と言われる大型筐体だ。両サイドパネルは背面蝶番の開閉式で、メンテナンス性の高さが特徴。広い容積から、DIY水冷構築に向く。
冷却ファンレイアウトはフロント200mmx2、120/140mmx3、トップ200mmx2、120/140mmx3、トップ200mmx2、120/140mmx3、リア120/140mmx1、ボトム120mmx2。ドライブベイは2.5/3.5インチx4(HDDラック)とされる。
冷却ファンはフロント200mmx2(Riing Plus 20 RGB/1,000rpm/28dBA)とリア140mmx1(Riing Plus 14 RGB/1,400rpm/28dBA)が標準装備される予定 |
外形寸法はW294xD592xH580mm、重量は19.1kg。各クリアランスはグラフィックスカードが長さ最大410mm、CPUクーラーが高さ200mm、電源ユニットが長さ最大220mmまでサポート。市場想定売価税抜30,000円前後を想定。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
Thermaltake Technology: http://jp.thermaltake.com/
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