2019.05.26 14:11 更新
2019.05.26 取材
Thermaltake Technology(本社:台湾)は2019年5月20日(月)、世界初とされる同社DIY水冷パーツの旗艦店「Thermaltake Liquid Cooling Gaming System Flagship Store」を台湾・台北市内にオープンした。先日お伝えした第1報に続き、台湾PCの聖地「光華商場」近くに誕生した新店舗の内部をくまなくレポートしよう。
“DIY水冷をもっと身近に”。そんな思いを込め、今年で創業20周年を迎えるThermaltakeが台北市内にフラッグシップストアをオープン。自作派にとっては実に魅力的な空間が「三創生活園区」に誕生した。
Thermaltake Liquid Cooling Gaming System Flagship Storeは、DIY水冷パーツを筆頭に、PCケースや電源ユニット、ゲーミングデバイス等を扱う、いわばThermaltakeの総合ショップ。興味深いのは、従来型の「販売」だけに留まらず、DIY水冷を組み込んだオリジナルPCの販売や、Thermaltakeスタッフが直接指導(有料)を行うDIY水冷講座、さらに各種イベントなども行われる。DIY水冷の未体験者にはその魅力を伝え、経験者には新たな発見ができる空間になっている。
Thermaltake会長兼CEOのKenny Lin氏。今年で20周年を迎えるThermaltake創業メンバーのひとりだ |
ショップのコンセプトは4つ。エントリーレベルからプロフェショナルまで幅広いユーザーが体験できるExperience、ゲーム関連分野において台湾の高校、専門学校、大学と連携し多くのワークショップや講演会を実施するEducation、実際にDIY水冷システムで構築された最新PCに触れることができるEntertainment、そしてメインコンセプトCustomizationは、ThermaltakeスタッフによるプロフェッショナルなPCカスタマイズサービスを提供。ユーザーが理想とするPCの組み立てをサポートする。
店内の中央エリアにカウンターを設置。そこには4つのコンセプトが掲げられていた |