2019.11.22 12:14 更新
2019.11.22 取材
Seagateから、PCI-Express4.0(x4)対応のNVMe M.2 SSD「FireCuda 520 SSD」シリーズが発売された。同時に2.5インチモデル「BarraCuda 120 SSD」シリーズも登場している。
国内市場では、今までNAS向けSSD「IronWolf 110 SSD」シリーズなど、ハイエンド製品のみを展開していたSeagate。ついにコンシューマ向けSSDの「FireCuda 520 SSD」シリーズと「BarraCuda SSD」シリーズの販売がスタートした。
「FireCuda 520 SSD」シリーズは、PCI-Express4.0(x4)接続のNVMe M.2 SSD。他のPCI-Express4.0(x4)モデルと同様、Phison「PS5016-E16」コントローラを採用した製品で、第3世代Ryzenシリーズを搭載したAMD X570マザーボードで最大5,000MB/secの高速なデータ転送速度を実現する。なお容量ラインナップは500GB、1TB、2TBの3モデル。
NANDフラッシュは3D TLC、フォームファクタはM.2 2280で、転送速度は500GBモデルがシーケンシャル読込5,000MB/sec、書込2,500MB/sec、ランダム読込43万IOPS、書込63万IOPS、1TBモデルがそれぞれ5,000MB/sec、4、400MB/sec、76万IOPS、70万IOPS、2TBモデルが5,000MB/sec、4,400MB/sec、75万IOPS、70万IOPS。
MTBFは180万時間、総書き込み量は850TB/1,800TB/3,600TBで、5年間の長期保証が提供される。なお、ヒートシンクレスのため「マザーボード標準のヒートシンクを使用、もしくは別途購入して取り付ける必要がある」(販売ショップ)としている。
なお、同様スペックのSSDとしてCFD「PG3VNF」シリーズやCORSAIR「MP600」シリーズのレビューを掲載中なので参照いただきたい。
「BarraCuda 120 SSD」シリーズは、コンシューマ向けストレージ「BarraCuda」シリーズに属する2.5インチSATA3.0(6Gbps)SSD。容量は250GB、500GB、1TB、2TBの計4モデルがラインナップされる。
NANDフラッシュは3D TLC、公称転送速度はシーケンシャル読込560MB/sec、書込540MB/sec(250GBは530MB/sec、500GBは535MB/sec)、ランダム読込90,000 IOPS、書込90,000 IOPSで、いずれもSATA3.0(6Gbps)インターフェイスの限界にせまる高速転送を実現。また書込耐性は120TBW~1,067TBW、MTBFは180万時間で、保証は5年間。
いずれのモデルも販売しているのは、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店、ドスパラ秋葉原本店、ツクモパソコン本店、ツクモDOS/Vパソコン館、TSUKUMO eX.。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Seagate Technology: http://www.seagate.com/