2020.01.11 22:16 更新
2020.01.11 取材
「GeForce RTX 2080 Ti LIGHTNING 10th Anniversary Edition」 |
スペックは「GeForce RTX 2080 Ti LIGHTNING Z」と変わらない。8Pin×3の補助電源コネクタ、出力インターフェイスなども同一だ |
「LIGHTNING」シリーズと言えば、選別したチップを使用し、豊富な機能性を盛り込んだMSI製グラフィックスカードのフラッグシップモデル。会場に展示されていた「GeForce RTX 2080 Ti LIGHTNING 10th Anniversary Edition」は、以前詳細検証を行った「GeForce RTX 2080 Ti LIGHTNING Z」をベースにした、「LIGHTNING」シリーズ10周年を記念して投入される特別モデルだ。
特徴的なOLEDディスプレイも引き続き搭載 | 冷却ファンのLEDは左右の2基のみが発光するユニークな仕様 |
オリジナルの大型3連ファンクーラー「TRI-FROZR」やOLED「Dynamic Dashboard」の搭載、さらに極めて高い動作クロックは「GeForce RTX 2080 Ti LIGHTNING Z」と変わらず、基本的にはデザインのみに手が加えられている。なおこの製品は、昨年の「COMPUTEX TAIPEI 2019」でも「GeForce RTX 2080 Ti LIGHTNING Z 10th Anniversary Edition」の製品名で展示が行われていたが、まとまった販売数を用意するのが難しいためか、未だに国内でも発売するまでには至っていない。現時点でも、発売日や価格は未定のようだ。
「GeForce RTX 2070 SUPER Creation」 |
展示PCの1台にさりげなく搭載されていた”見慣れないグラフィックスカード”が、「GeForce RTX 2070 SUPER Creation」だ。現行製品では、このようなシリーズは展開されておらず、今後新たなシリーズとして製品ラインナップに追加される可能性がある。
特に告知もなく、展示PCの1台にさりげなく搭載されていた | VGAクーラーのデザインはクリエイター向けグラフィックスカード「Radeon RX 5700 XT EVOKE OC」によく似ている |
詳細なスペックについては公表されていないものの、外観デザインは重厚なガンメタルカラーのVGAクーラーやバックプレートが印象的。MSIのゲーマー・クリエイター向け製品「Radeon RX 5700 XT EVOKE OC」に似たデザインが採用されている。なお「Creation」の名前や採用するデザインから、クリエイターを意識した製品になりそうだが、現時点では価格、発売日ともに明らかになっていない。
文: 松野 将太
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI): https://jp.msi.com/