2020.10.31 08:47 更新
2020.10.31 取材
GeForce RTX 30シリーズの中でも本命との呼び声が高いNVIDIAの最新GPU「GeForce RTX 3070」。およそ200名弱の購入希望者が秋葉原に集結した“やや深夜販売”の様子はお伝えした通りだ。そこで今回は発売直後の各ショップの店員に、感想を聞いてみた。
「“やや深夜販売”には予想以上、多くのお客様にご来店頂きました。発売日が当初の予定から延期された事もあり、多くの在庫が確保できました。購入希望者ほとんどの人が入手できたと思います。これからも売れ筋のGPUとして息の長い製品になりそうです」(大手ショップ店員)
「GeForce RTX 2080 Tiに匹敵する性能のカードが7万~8万円で購入できる考えれば、けして高くはないですね。登場前から本命視する声は大きかった事も納得です。ラインナップも豊富で今後も増え続けるでしょう。ショップの主力製品になっていくはずです」(大手ショップ店員)
「この価格帯だと手が届くのか、『GeForce RTX 3080』や『GeForce RTX 3090』の時に比べると、だいぶ若いお客様が増えました。仲間同士、購入後に店頭で写真を撮り合うなどの盛り上がりは、お祭りっぽい雰囲気でよかったですね」(ショップ店員)
「『GeForce RTX 3070』クラスではハイエンドモデルの『GeForce RTX 3080』や『GeForce RTX 3090』と異なり、コスパ重視と品質重視の製品が混在します。採用VGAクーラーの品質にバラツキがあるため、購入前にどこにこだわるのか決めておくといいでしょう。価格の高い製品は、やっぱりVGAクーラーの作りもしっかりしていますよ」(大手ショップ店員)
「使っているPCケースのサイズに制限がないなら、迷わず3連ファンのモデルをオススメします。『GeForce RTX 3070』とはいえ熱いGPUですし、エアフローを考えて冷却重視の製品を選びましょう」(ケース担当店員)
「“やや深夜販売”はせずに30日の開店時から販売しました。前日に盛り上がる秋葉原の様子を見ていたので、さぞかし開店待ちのお客さんがたくさんいるかと思ったら数名だけ。せっかく早起きして出勤したのにすっかり拍子抜けです。日中になってパラパラと売れていますが、ちょっと勢いが弱い気もしますね」(ショップ店員)
「開店前に10名ほどのお客さんが並んでいたのですが、目当ては『GeForce RTX 3070』ではなく、30日発売のASUS『ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING』。売り切れると残りのお客さんは帰っちゃいました」(ショップ店員)
「同僚には内緒ですが、実は先日MSI『GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24G』を購入しました。ですから下位モデルには興味がない。いや『GeForce RTX 3070』はいいGPUだと思います。僕が1週間前まで使っていた『GeForce RTX 2080 Ti』と同じ性能みたいですし。自慢かって?そりゃ23万円以上払いましたから、少しくらい自慢させてください(笑)」(大手ショップ店員)
「『GeForce RTX 3070』で終わりかと思いきや、ここにきてさらに新GPUの話が聞こえてきました。近いうちに発売されるのは間違いなさそうです。問題は価格。税抜4万円台で出てくれればいいですが、それより高いと厳しいかもしれません。Radeonの完成度も悪くなさそうですし、このままいくとグラフィックスカード市場は面白いことになりそうです」(某ショップバイヤー)
「『GeForce RTX 30』シリーズもこれで一段落。来週はいよいよ2020年の大本命『Ryzen 5000』シリーズの発売です。お客さんは昨日とは比べ物にならないくらい、たくさんの人が集まるはず。すでにそちらの準備で頭がいっぱいです」(某ショップバイヤー)
「今度はいよいよわれらRadeon派のターンですね。先日の発表会も盛り上がりましたし、パフォーマンスもかなり期待できそう。解禁日はそれなりに盛り上がると思います。その日は私も仕事を休んで並びますよ」(ショップ店員)
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
NVIDIA Corporation: https://www.nvidia.com/ja-jp/