2021.05.02 08:00 更新
2021.05.02 取材
本日のコレオシは、TSUKUMO eX. 6階にある品揃え豊富なケースFANコーナーから。フロア担当Iさんがオススメしたいという、120mmファンを2モデル紹介してもらおう。
NVIDIA GeForce RTX 30シリーズ世代から、ますます熱くなるPCケース内部。標準搭載ファンも悪くないですが、気温上昇が気になるこれからの季節、ぜひ換装して欲しいオススメ120mmファンをご紹介します。
当店120mmファンの一番人気といえば、2018年の発売以来売れ続けているNoctua「NF-A12x25 PWM」ですが、(「2020年、TSUKUMO eX.で売れた冷却ファンベスト3」参照)、定番すぎるため今回はあえて除外しています。
1つ目は、Cooler Masterから発売中の「MasterFan SF120M」。2019年に発売されたハイエンド志向の冷却ファン。インペラ外側にリングを接合し、回転のブレを抑える効果がある一体型ファンブレードを採用。さらに振動を抑制するダンピングフレームや、フレーム自体に高品質メタルシールドを使用することで、不要な振動を抑える徹底した制振性が特徴です。実際に手に持つとズシリと重量感があり、なにより見た目もカッコイイ。
さらにポイントは、複数の「MasterFan SF120M」を1本のケーブルで接続できるマルチファン連結に対応するところ。簡単接続できるだけでなく、絶妙な長さからPCケース内のケーブル配線による煩わしさを軽減。複数搭載する場合や、水冷用ラジエターの冷却用ファンにもピッタリです。
回転数は650~2,000±10%のPWM仕様。スイッチを切り替えることで回転数を650~1,200±10%まで抑える3段階のファン速度制御機能に対応する |
2つ目は、今年1月にADATAから発売された「XPG VENTO PRO 120 PWM」です。知る人ぞ知る、日本電産サーボ株式会社(Nidec)との共同開発モデル。Gentle Typhoonの文字を見て反応したベテラン自作ユーザーもいるのではないでしょうか。
軸受は日本製デュアルベアリングを採用し、高い静圧と風量を生み出すブレードは9枚。コネクタは4pin(PWM)で、取り回しに配慮したフラットケーブルを採用。デイジーチェーン接続にも対応し、複数の冷却ファンを搭載する場合でも配線を最小限に抑えることができます。
もちろんケース用に使っても良いのですが、オススメはラジエターの冷却用ファン。回転数450~2,150rpm±10%、最大風量75CFM、最大静圧3.15mmH2O、騒音値10~28dBAで、きっちりとラジエターを冷却してくれます。平均故障時間(MTTF)が25万時間という耐久性も魅力です。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/