2021.06.10 11:30 更新
2021.06.10 取材
【第74回】暑さと寒さ、午前中に弱いアキバ取材班Bが、秋葉原のショップ店員にコッソリ聞いた、オススメの飲食店を紹介する「アキバのごはん」。今回は、濃厚豚骨魚介スープの本格派つけ麺を目当てに、アキバ進出を果たした有力店の「つじ田 秋葉原店」に行ってきます。
出店の告知が出た頃から、オープンを心待ちにしていたつけ麺好きの人も多かったでしょう。東京を中心に全国に展開している、つけ麺・ラーメンの有力店「つじ田」がアキバにやってきました。駅前に移転してきた「麺処 ほん田」もそうですが、ここしばらくは実力折り紙つきの有名店がどんどんアキバに進出しているのは、実に嬉しい限り。量も質も備わり、まさに激戦区という言葉がピッタリな街になっていますね。
そしてお店の場所はというと、直近では牛かつ専門店「京都勝牛 秋葉原店」の跡地になるのですが・・・アキバ歴が長い人にとっては旧「パソコンハウス東映」があった場所、という方が分かりやすいでしょうか。同店が閉店してからちょうど5年ほど、まさかここがつけ麺の有名店になるなんて。当然ながら想像していた人はいなかったでしょう。
そんなことを考えつつ、早速に軒先の券売機で食券を購入します。注文したのは「濃厚特製つけ麺」。さらに+120円の大盛りを追加して、お会計は税込1,120円でした。ちなみにこちらのお店は、麺の量が茹で前で並盛り:250g/大盛り:375g/特盛り:500gという構成。ただし特盛りは数字以上の多さを感じる量なので、かなりお腹が空いている時でないとキツイかもしれません。
ちょうど来店が18時前だったこともあり、店内は空いていました。しかしほどなく席が埋まり始め、しばらくすると満席に。そのまま(やたらと)威勢のいい店員さんの掛け声をBGMに待つこと10分足らず、お待ちかねの「濃厚特製つけ麺」がやってきました。この活気があって清潔なお店の雰囲気は、まさにつじ田ですね。
なお「濃厚特製つけ麺」は、基本メニューの「濃厚つけ麺」に味玉と自家製チャーシューを増量した、なんとも食べごたえのある一杯。そして魚介系素材の酸味と香り、豚骨中心の動物系素材のコクが溶け合ったスープがたまりません。しかもこのスープがまた、かなり粘度が高く中太の特注麺によく絡むんですよ。これで美味しくないわけがない!
そのまましばらく食べ進めたところで、続いては楽しい味変タイム。つじ田と言えば、つけ麺に添えられた“すだち”と備え付けの黒七味を組み合わせた、二段構えの味変が有名です。すだちの投入で劇的に爽やかさがアップ、さらに黒七味でピリリと引き締まる味の変化が絶妙で、最後まで飽きずに食べられるというわけですね。
ちなみに公式では、最初は何も入れず、1/3ほど食べたところで麺にすだちを絞り、残り1/3になったところで黒七味を麺にふりかける…という流れが推奨されていますが、それぞれのタイミングはお好みで。私は結構早めにすだちを投入、黒七味はほぼシメのタイミングで入れるのが気に入っています。
さてそんな「つじ田 秋葉原店」の営業時間は、11:00~20:00まで。ご飯時にはほぼ確実に行列ができてしまいますから、スルッと入りたい人はオフタイムを狙いましょう。なお、ラストオーダーは20:00ピッタリなので、閉店までに滑り込めれば大丈夫ですよ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
つじ田: https://tsukemen-tsujita.com/