2021.11.20 14:37 更新
2021.11.20 取材
インテル株式会社(本社:東京都千代田区)は、UDX AKIBA SQUAREにて第12世代Intel Coreプロセッサ関連イベント「インテル Coreプロセッサー SPECIAL DAYS」を開催。最新CPUやIntel Z690マザーボード、DDR5メモリの展示が行われていたので、会場の様子をリポートしよう。
「インテル Coreプロセッサー SPECIAL DAYS」は、11月4日から販売がスタートした「第12世代Intel Coreプロセッサ」の販売を記念して開催されている製品内覧会。主催は、インテルの国内正規代理店である旭エレクトロニクス株式会社、岡谷エレクトロニクス株式会社、テックウインド株式会社、菱洋エレクトロ株式会社の合計4社。本日20日(土)も開催されているが、招待者限定により一般の入場はできない。
マザーボードメーカーの展示ブースのほか、配信エリアも用意されていた |
会場内には第12世代Intel Coreプロセッサの紹介コーナーをはじめ、BTOメーカー各社やマザーボードメーカー4社(ASRock、ASUS、GIGABYTE、MSI)がブースを出展。中には未発売のモデルも展示されており、招待客は熱心に各担当者の製品案内に耳を傾けていた。
Intelブースは最上位「Core i9-12900K」のデモ機のほか、ADATA、Crucial、KingstonのDDR5メモリを展示。気になる品不足について聞いてみたところ、あるメーカー担当者は「特に不足しているのがパワーマネジメントIC(PMIC)。DDR5メモリを制御する高品質な部品が不足しており、今のところ品薄改善の兆しは見られない」と残念そうに語っていた。とはいえ生産体制を強化しているとのことで「2022年になれば状況は変わると、われわれも期待しています」とのことだった。
CrucialはDDR5-4800対応の容量32GBモジュールを展示。2022年の早い段階で販売を目指しているが、まずは16GBモジュールの流通量改善を優先したいとのこと |
ADATAは「LANCER DDR5」を展示。少量ながら、早ければ年内に発売できるかもしれないという | Kingstonのゲーミングブランド「Kingston FURY」のDDR5メモリ。販売は確認されたが即完売となったモデル |
「Z690 Steel Legend WiFi 6E」などDDR4メモリ対応モデルをいち早く投入したASRock。注目は、やはり人気シリーズの最新作「Z690 Taichi」だ。12月3日の発売が予定されていたが、ここにきて「1週間前倒しでの販売がほぼ確定した」(ASRock 原口氏)とのこと。早ければ来週にも店頭に並ぶ予定で、ASRockのハイエンド待ちの人にとっては朗報だ。
販売初日に5モデルを投入するなど、スタートダッシュから好調なASUS。まもなく発売のハイエンドモデル「ROG MAXIMUS Z690 FORMULA」は、EK Water BlocksのVRM水冷ブロックや「105A SPS」による20+1フェーズ電源回路を搭載。「ムーンライトホワイトのメタルカバーを備えるのもセールスポイントです」(ASUS 市川氏)とのこと。また、Intel Z690では初のMini-ITXとなる「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」も展示されており、こちらも近日中の発売が予定されている。