2022.01.23 08:03 更新
2022.01.23 取材
大手ショップ店員A:11月にデビューした第12世代Intel Coreプロセッサは年末年始もよく売れました。年明けにミドルグレードの第12世代Intel Coreプロセッサと下位チップ搭載マザーボードが発売されてから加速した印象です。組み合わせるマザーは圧倒的にDDR4メモリ対応モデル。DDR5メモリは品薄&高価なうえ、パフォーマンスを比べてもそれほど変わりがないことから、多くのお客様がDDR4メモリ対応マザーをチョイスされていました。
大手ショップ店員B:CPUの売れ筋が逆転。昨年は8:2の割合でAMDが優勢でしたが、今年はその逆。第12世代はもちろんですが、第10世代、第11世代もまんべんなく売れています。PCにコストをかける人は第12世代。予算を抑えたい人は第10/11世代を選ぶ傾向ですね。特にCore i5-10400あたりは、在庫があれば売れていきます。
マザーボード担当店員:Core i5-12600Kが大人気でしたが年末に完売。年始は第10世代、第11世代を売りまくってました。新規で組む場合、グラフィックスカードが高い状況でなるべく予算を抑えたい。そんなお客様にとってはピッタリのCPUになっています。まだまだ第10/11世代のニーズは高いですよ。
ショップ店員A:みなさん羽振りがよく、30万円クラスの組み込み依頼や一式購入が目立ちました。CPUはIntelで売れ筋は第11/12世代の両方。第11世代は対応マザーボードが豊富で価格も手頃になってきたので、店としても年末年始はオススメ構成として推していたので数が出ました。
ショップ店員B:第12世代Intel CoreプロセッサにDDR4対応マザーボードという最新のトレンドが人気です。CPUはCore i5からCore i9まで全体的に売れています。マザーボードの人気銘柄はASUS。LGA1200用のクーラーホールが用意されているため、従来のクーラーをそのまま利用できるのはいいですね。CPUクーラーの追加購入が必要ないのでお客さんに好評です。
ショップ店員C:LGA1700用の空冷CPUクーラーで売れたのがアイネックスの「SE-226-XT-BLACK」です。あまりに売れすぎて、数十個用意した在庫が完売。現在入荷待ちになっています。空冷CPUクーラーの人気モデルといえばNoctuaですが、やはり価格が高め。Core i7クラスならしっかり冷えて価格も手頃な点がウケています。サイズの「虎徹弐 MarkII Rev.B」もいいのですが、発売が遅く(1月12日)年末年始に間に合わなかったのが響いている印象です。
大手ショップ店員C:Z690マザーボードではMSIの「MPG Z690 CARBON WIFI」が好調です。ポイントは品薄のDDR5メモリ(ADATA製)がセット購入できるところ。第12世代のCPUとセットで購入する人が圧倒的です。Intelでハイエンド構成のPCを組むならオススメのマザーですよ。
ショップバイヤー:AMDは得意のコストパフォーマンスでも不利な状況です。価格を下げない限りIntel優位の状況は変わりません。マザーボードは価格も下がりラインナップも揃っていますから、ガツンと値段を下げてもらえれば、我々ショップとしてもお客さんに勧めやすいんですけど・・・。