2023.05.29 09:08 更新
2023.05.29 取材
Ada Lovelaceアーキテクチャ採用の最新ミドルレンジ向けGPU、NVIDIA「GeForce RTX 4060 Ti(8GB)」が5月24日(水)22:00より販売がスタート。当日のややシュールな様子は海外メディアに取り上げられるほど”注目”を集めてしまったワケだが、さて週末の様子はどうだろう。
秋葉原の主要パーツショップ店員にリサーチしたところ、案の定というべきか芳しくない様子。GeForce RTX 40シリーズ初のミドルクラスとしての立ち位置に期待していたという某販売員は「ここまで反応が薄いとは・・・。」と話す。
また「RTX 30シリーズからの乗り換え需要はほぼ無いため、それ以前のユーザーがターゲット。しかし載せ換えるにはスペック的に弱い」といった声や「同時に発表されているRTX 4060 Tiの16GB版とRTX 4060が気になるという人も多い」と、早くもバリエーションモデルに期待するコメントも聞かれ、「ゲーミングPCを新たに組む、またはVGAを換装する場合、これからの時代はWQHD解像度までしっかり動くスペックは必須」と、現在の自作PCユーザーが求めるスペックとの隔たりも一因していると言う。
さらに「価格が高い」という印象は根強く、「今の為替レートを考えると仕方がない点もある」など、発売タイミングの悪さもひとつの要因とみる意見もあった。
文: 編集部 松枝 清顕/取材:Tawashi