2023.07.16 14:48 更新
2023.07.16 取材
Thermaltake Technology(本社:台湾)は2023年7月15日(土)、LIFORK AKIHABARAⅡ 1Fにてスペシャルイベント「Thermal Camp 2023」を開催した。COMPUTEX TAIPEI 2023で披露された最新製品の展示を中心に、門馬ファビオ氏によるカスタム水冷のハードチューブ曲げ体験などを実施。3連休初日の会場は多数の来場者で賑わった。
メインはCOMPUTEXのThermaltakeブースでも注目を集めた次期主力モデルたち。フロント、リア、ボトムの3面から吸気するPCケース「CTE」(Centralized Thermal Efficiency)シリーズが展示された。さらに、まもなく販売がスタートする高エアフロー設計のミドルタワーPCケース「Ceres 300 TG ARGB」シリーズも数モデルが並んだ。
E-ATXまで対応しフロントが強化ガラスパネルの「CTE C700 TG ARGB」。GeForce RTX 4090も余裕で搭載できる高い拡張性も特徴 |
3方向からのエアフローレイアウトと奥行が短いデザインが特徴的な「CTE T500 TG ARGB」。今年第3四半期に発売予定 |
全体の55%を通気孔にしたという、高エアフロー設計のミドルタワーPCケース「Ceres 300 TG ARGB」シリーズ。この夏には店頭に並ぶ予定だ |
また、冷却ファンの新モデル「SWAFAN RGB」シリーズのデモブースも設置。取り外して水洗いできるブレードの着脱や、最大3台の冷却ファンを1本のケーブルで接続する体験なども行われ、ワンタッチで簡単にデイジーチェーンできる手軽さに驚く人が多かった。
イベントで人気を集めていたのが、門馬ファビオ氏によるカスタム水冷のハードチューブ曲げ体験。DIY水冷PCを作る上では基本テクニックながら、実際に試す機会がないということもあり大盛況。門馬氏も「休む暇がないくらい忙しいですが、この機会にDIY水冷に興味を持ってくれる人が増えると思えば、僕も楽しいです」と話していた。
「おぉ~曲がった!」と声を上げながらハードチューブ曲げを体験していた若い来場者たち |
学生など若い来場者も多く訪れていた今回のイベント。展示されている自作PCを興味深そうに眺めながら、会場にいるスタッフへ作り方などを熱心に質問している姿が印象的だった。日本セールス&マーケティング担当マネージャーを務める江崎氏によると「今後も定期的にThermal Campを開催していきたい」と手ごたえを感じていた様子。Thermaltakeの新製品に触れる機会は今後も増えていくことになりそうだ。
「七夕をテーマにした作品は初めてなので苦労した」と語る門馬氏が構築した「七夕PC」。「CTE」シリーズの「C750 Air」をベースにした作品で、普段はあまりPCと関係のないギミックはいれない門馬氏のMOD PCながら、今回は笹を入れて雰囲気を出してみた」とのこと |
自転車シミュレーションによる台湾観光体験コーナー。実はThermaltakeは自転車も販売中。台北には「Thermaltake bicycle」という専門ショップもある |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
Thermaltake Technology: https://jp.thermaltake.com/
株式会社アスク: https://www.ask-corp.jp/