2025.02.21 12:28 更新
2025.02.21 取材
NVIDIAの最新GPU「GeForce RTX 5070 Ti」を搭載したグラフィクスカードが、2月20日(木)23時に販売解禁を迎えた。秋葉原のPCパーツショップには製品が入荷しているものの、店頭販売を実施する店舗がほとんどなく、異常な状況となっている。
GeForce RTX 5090/5080に続くハイエンドGPUとして注目を集めているGeForce RTX 5070 Tiだが、入手に至るまでのハードルは高そうだ。パソコンショップアーク、オリオスペックはWEB通販のみで販売。ドスパラ秋葉原本店、ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館、パソコン工房 秋葉原パーツ館、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.ではWEBでの抽選販売のみとしている。
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いずれも”前回”のような混乱を回避しようという対策だが、各ショップの店員からは「欲しいお客様に直接販売できない状況はつらい」という声が多く聞かれた。供給が安定すれば店頭販売が行われるようだが現時点、具体的な時期については未定。注目のミドルレンジ「GeForce RTX 5070」の登場を控えているが、「RTX 5070も抽選販売になる」というのが大方の見方だ。
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20日(木)の時点で入荷を確認したのは、ASUS、GIGABYTE、MSI、玄人志向の4メーカーから計10モデル。価格は税込み162,980円~209,800円で、入荷数は各モデル1~10本程度。また取材時に入荷は確認できなかったが、ドスパラ各店ではPalit製「RTX5070Ti GamingPro」(159,800円)と「RTX5070Ti GameRock OC」(172,800円)を抽選販売するとしている。
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発売時の混乱ばかりに注目が集まってしまったGeForce RTX 5090搭載グラフィックスカードだが、複数ショップの話では「毎週数本は入荷がある」という。とはいえ、実際に店頭販売をしているショップはなく「少量販売すると混乱を招く可能性があるため、在庫はしばらくストックする」「BTOなど組み込み用にする」といった声が聞かれた。
未だGeForce RTX 5090搭載グラフィックスカードの在庫状況に関する問い合わせが絶えないという。コンスタントに入荷してはいるものの、「販売するタイミングの見極めが難しい」といった状況はしばらく続きそうだ。
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文: エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
NVIDIA: https://www.nvidia.com/ja-jp/