国内向けにはフルセットの評価キットが発売予定

Raspberry Pi Foundation（本社：イギリス）は2024年11月27日（現地時間）、シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi 5」のモジュール版にあたる「Raspberry Pi Compute Module 5」を発表した。国内向けには株式会社スイッチサイエンスより評価キットが発売される。グローバルにおける価格は45ドルからで、国内版は未定。

モジュール版とI/Oボード、クーラーなど一式詰め合わせの評価キット

Raspberry Pi 5のすべての機能をよりコンパクトなパッケージで提供する、主に組み込み向けのモジュールバージョン。2.4GHzで動作するArm Cortex-A76ベースの4コアCPU、OpenGL ES 3.1およびVulkan 1.3をサポートするVideoCore VII GPUで構成される基本仕様は同様。RAMは2GB/4GB/8GBのLPDDR4X-4267 SDRAM、ストレージは無し/16GB/32GB/64GB MLC eMMCから選択できる。フォームファクタは「Raspberry Pi Compute Module 4」互換のため、前世代からの置き換えも容易。

また、「Raspberry Pi Compute Module 5」からすべてのインターフェイスを引き出すことができる「Raspberry Pi Compute Module 5 IO Board」、モジュールとI/Oボードを格納できる金属ケース「Raspberry Pi IO Case for Raspberry Pi Compute Module 5」、モジュール用クーラーの「Raspberry Pi Cooler for Raspberry Pi Compute Module 5」など、対応アクセサリの新製品も同時にリリースされている。

文： 編集部 絵踏 一
Raspberry Pi Foundation： https://www.raspberrypi.org/
株式会社スイッチサイエンス： https://www.switch-science.com/