エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.619
2017.12.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
フラットデザインを採用するFractal Design「Define R5」のフロントパネルには、開閉ドアを装備。冷却性能と静音性能を突き詰めた「G-Master Hydro Z370」には最良なチョイスと言えるだろう |
「G-Master Hydro Z370」の概要を大まかに掴んだところで、ベースとなるPCケースの詳細から確認していこう。
2014年12月のデビュー以来、未だ人気が高いFractal Design「Define R5」は、サイコム定番のミドルタワーPCケース。検証機の左サイドには、内部のデュアル水冷機構が丸見えになるクリアパネル「Define R5 Black Pearl Window side panel」が選択されていた。
遮音効果のあるドアは蝶番を付け替えることで開閉方向が変更できる「デュアルサイドマウンティング」を採用。ワンタッチで着脱可能な防塵フィルタも装備される |
左サイドパネルはクリアパネル仕様。枠の部分には高密度吸音素材を備え、LEDストリップも取り付けられていた | 右サイドパネルはフラット設計。高密度吸音素材により、高い静音性が確保される |
トップ部分はサイコム独自仕様。標準装備される3枚の「ModuVent」のうち2枚を取り外し、140mm口径ファン「Dynamic GP14 140mm」とCPUクーラー用のラジエターを搭載。さらにオリジナル防塵フィルタも装着されている。
取り外した「ModuVent」2枚分の開口部には、サイコム謹製の防塵フィルタを装着 |
ボトム面もチェックしておこう。ボディ前方から背面まで広くカバーする防塵フィルタは、スライド着脱式。メンテナンス時の使い勝手を考慮し、フロント方向へスライドするように設計されている。またインシュレーターはメッキ加工が施されたプラスチック製で、高さは約15mmの円形。設置面には滑り止めゴムが装着されていた。
長さ約490mmのロングタイプ防塵フィルタを装備。ボトム面にある通気孔の防塵対策は万全 | フロントアクセスポートはUSB3.0×2、USB2.0×2、ヘッドホン×1、マイク×1。中央にある丸形のPOWERスイッチは通電時には外周がブルーに発光する |