エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.707
2018.12.28 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
エンスージアスト向けDIY水冷をより身近な存在にすべく、「COMPUTEX TAIPEI 2014」で発表された「Pacific」シリーズ。あれから4年以上が経過し、パーツショップの売り場には専用コーナーが設置されるなど、DIY水冷事情は大きく変わった。自作経験が浅いライトユーザーが、水冷にチャレンジする光景は珍しくない。
そもそも、自分好みのオリジナルPCを作る事が主たる目的の自作派たち。カスタマイズ好きな彼らにとって、ポンプやウォーターブロック、ラジエター、リザーバーなどを組み合わせるDIY水冷は、従来の自作PCとは違った奥深さを味わう事ができる。
「Pacific」シリーズでDIY水冷化されたデモPCが多数出展された「COMPUTEX TAIPEI 2018」のThermaltakeブース |
そんな中、ここ数年でまたひとつ大きく飛躍するカテゴリーがある。それは、RGB LED搭載パーツだ。PCパーツのRGB LED化ブームは継続中だが、Thermaltakeはその先駆けとなって市場を牽引するメーカーの筆頭とも言える。手掛けるPCケースのほとんどは“魅せる”ことを前提としたデザインであり、「Riing」のネーミングで知られるRGB LEDファンおよび関連製品は種類も豊富で、市場からも高い評価を受けている。
強化ガラスを採用したPCケースを多く取り揃えるThermaltake。画像はフルタワータイプの「VIEW 91 TG RGB」 |
いずれも独自の制御ソフトをはじめ、マザーボード各社が用意するRGB LED機能による一括コントロールが可能。最近では、Razer社のLEDコントロール機能「Razer Chroma」との連携も図るなど、対応製品が拡大している。
ショップでも専用コーナーを設けて販売されているThermaltak製のRGB LEDファン |