エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.817
2020.01.11 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
CFD販売「AORUS GPC-01R」 市場想定売価税込197,780円 製品情報(CFD販売株式会社) |
まずは手始めに、CFD販売が手がける「AORUS GAMING PC」について簡単におさらいしておこう。昨年の9月から販売がスタートした完成型のゲーミングマシンで、そのコンセプトは明快。主要パーツを「AORUS」シリーズまたはGIGABYTE製品に限定し、高品質かつハイパフォーマンス、さらにデザイン上の統一感をも備えたマシンを作り上げようというものだ。
店頭でも存在感あるブースが設置されている、CFD販売のゲーミングマシン「AORUS GAMING PC」 |
市場でもクオリティと信頼性の高さに定評がある「AORUS」シリーズを中核に据えることで、おのずと一般的なBTOに比べ高水準の構成に仕上がる。そしてその製造を優れた技術をもつ国内工場に託すことで、“ジャパンビルドの信頼性”をもつゲーミングマシンが完成するというワケだ。
ちなみに「AORUS GAMING PC」の組み立てを担当しているのは、CFD販売が属するメルコグループの長年のパートナーである株式会社藤田製作所。バッファローのNASや外付けHDDなどの製造を手がけてきた企業だが、実際にどのような環境で組み立てが行われているのかについては、後ほどじっくり見せてもらうことにしよう。
高品位パーツを優れた国内工場の技術で組み上げ、完成度の高いゲーミングマシンを作り上げようというコンセプトだ |
さて、今回メインで取り上げることになる「AORUS GPC-01R」とは、いったいどのようなゲーミングマシンなのか。ひとまず基本的な構成からチェックしていこう。
「AORUS GAMING PC」は現在第3世代Ryzenをベースとしたラインナップを展開しているが、「AORUS GPC-01R」はその2段階目のグレードである「R(Reference)」に位置するミドルレンジモデル。Ryzen 5 3600とGeForce RTX 2060を搭載し、フルHD解像度のゲームを高画質で、なおかつ60fpsで楽しめるパフォーマンスに設定されている。
昨年の発表会にて、シリーズのミドルレンジモデルとして披露された「AORUS GPC-01R」。最上位モデル「AORUS GPC-01S」は2K~4Kゲーミングが想定されていたが、本機はフルHD環境が主戦場だ |
主要パーツを挙げてみると、マザーボードはAMD B450チップセット搭載の上位モデル「B450 AORUS ELITE」、グラフィックスカードにはGIGABYTEブランドのGeForce RTX 2060オーバークロックモデル「GV-N2060OC-6GD」をチョイス。メモリとストレージは、CFDセレクションによるDDR4 16GBメモリと512GB NVMe SSD(+2TB HDD)が組み込まれている。
うまい具合にコストを抑えながら、要所を「AORUS」やGIGABYTE製品で固め、パッケージとしての完成度を追求した構成。そして魅せるミドルタワーケースの「AORUS C300 GLASS」とCPUクーラーの「GP-ATC800」は、いずれも一般流通していない「AORUS」シリーズ製品が特別に採用されている。
なお、各種パーツが備えるイルミネーションは、GIGABYTEのライティング技術「RGB Fusion 2.0」による統合管理が可能だ。
マザーボードやグラフィックス、PCケースやクーラーといった主要パーツには、「AORUS」またはGIGABYTE製品を採用。メモリやストレージは、CFD取り扱いの選別パーツが組み込まれている |