エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.917
2020.10.02 更新
文:/撮影・pepe
MSI「Optix MAG272CQR」 実勢価格税込約49,800円(2020年10月現在) 製品情報(MSI) |
トップクラスのゲーミングポテンシャルをそのままに、より手ごろな価格帯で手に入るミドルクラスの「MAG」シリーズから、MSIの十八番ともいえる曲面仕様のゲーミング液晶「Optix MAG272CQR」が登場した。
実は昨年の6月に、このモデルの前身ともいえる「Optix MAG271CQR」をレビューしている。新モデルは液晶サイズと解像度はそのまま、曲率が1,800Rから1,500Rへ、リフレッシュレートが最高144Hzから165Hzへ、色域が8bitから8bit+FRCへとパワーアップ。より没入感とゲーミング性能を高めつつ、価格を据え置いた後継モデルとなっている。
主なスペックは、液晶サイズが27型、解像度がWQHD(2,560×1,440ドット)、応答速度1ms(MPRT)で液晶パネルには高コントラスト化に強いVAパネル採用することで、静的コントラストは3,000:1になる。輝度は300cd/㎡、表示色は約10億7,300万色、色域はデジタルシネマ向けのDCI-P3を90%、一般的なデジタルデバイスで広く使用されるsRGBを100%カバーしており、独自のHDRと合わせて従来よりもさらに広色域表示が可能になった。
曲率が1,500Rになったことで、より没入感を高めた27型湾曲ゲーミング液晶 |
ディスプレイの同期技術は、AMD「FreeSync Premium」対応で高リフレッシュレートを実現、スタッタリング等を防止する低フレームレート補正(LFC)と、低レイテンシーで駆動。その他ゲーミング機能としては、露出を抑えつつ、暗部を持ち上げ視認性を高める「ナイトビジョン」、モーションブラーを軽減する「アンチモーションブラー」、練習用のクロスヘアを表示する「画面アシスタンス」、9つの画質プリセットモードを搭載するほか、画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー技術、目の負担を軽減するブルーライトカット機能を備える。
入力インターフェースは、HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.2a×1、さらに最新のUSB Type-C(DP Alt mode)×1の4系統を備える。