エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1025
2021.07.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「MEG Z590 ACE GOLD EDITION」の外観や概要をチェックするのは、ここまでで十分だろう。ここからは実際にシステムを組み上げて、実動インプレッションをお届けする。やはり高級モデルであるがゆえに、CPUには第11世代Intel Coreプロセッサから最上位のCore i9-11900Kをチョイス。今回はやや賑やかしの要素が強いものの、グラフィックスカードは詳細レビューをお届けしたばかりのMSI×ゴジラコラボモデル「GeForce RTX 3070 SUPRIM SE 8G LHR x GODZILLA」を組み合わせてみた。(検証:岸本仁)
8コア16スレッドの最上位CPU Core i9-11900Kを組み込む。シングルスレッド時は最大5.3GHzまでクロックが上昇、マルチスレッド時は全コア4.80GHzで動作する |
ゴジラとMSIの異色コラボで誕生した「GeForce RTX 3070 SUPRIM SE 8G LHR x GODZILLA」を搭載。「GOLD EDITION」との組み合わせは、さながらゴジラvsキングギドラと言ったところ |
ARGBライティングを設定する「Mystic Light」を起動してみたところ、「GOLD EDITION」ではなくノーマルの「MEG Z590 ACE」として認識されていた。しかし「GOLD EDITION」はLED非搭載のため、設定はできない |
グラフィックスカードもコラボモデルとしては認識されていないが、ARGB LEDは通常通り設定できるようだ |
実際にイルミネーションを設定してみたが、「GOLD EDITION」の落ち着いた美観と比べると、ライティングで魅せる系のパーツとはあまり調和しないかもしれない |
「MEG Z590 ACE GOLD EDITION」に搭載されている制御プログラムは、MSIお馴染みの「Click BIOS 5」だ。そして先ほどの「Mystic Light」でもそうだったが、UEFI上からは「MEG Z590 ACE」として認識されていることが分かる。実際に設定画面も特に変わりはなく、ハイエンドマザーボードらしくかなり詳細なチューニングが可能だ。なお、「Click BIOS 5」は詳細設定用の「Advanced Mode」のほか、簡易モードの「EZ Mode」を搭載。XMPや簡易OCなど基本的な設定であれば「EZ Mode」のみでこと足りる。
「Click BIOS 5」の簡易モードである「EZ Mode」。上部のシステム情報を確認すると、マザーボードは「MEG Z590 ACE」として認識されている |
Power LimitやCurrent Limitの自動設定。搭載しているクーラーのタイプを選択するだけでいい | 複数備える温度センサーと連動、ファン回転数を詳細に制御できる |
詳細なカスタム項目が用意されている、中上級者向けの「Advanced Mode」。「F7」を押すだけで「EZ Mode」から簡単に切り替えることができる |
オンボードデバイスや起動設定、セキュリティ設定などがまとめられた「SETTINGS」タブ |
オーバークロック関連の項目が集まった「OC」タブ。動作クロックや電圧のほか、ブースト機能「Adaptive Boost Technology」の設定項目もこの中に盛り込まれている |
メモリ設定もクロックやレイテンシの設定など、豊富な項目が用意されている | 「OC PROFILE」タブでは、適用したチューニング設定を保存することが可能だ |