エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1088
2021.12.23 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここまで構成パーツの詳細やその搭載状況を確認してきた。ここからは「Silent-Master NEO Z690/D4」を実際に動作させ、そのパフォーマンスを検証していきたい。あらためてスペックをおさらいしておくと、CPUは16コア/24スレッドのCore i9-12900Kで、メモリはDDR4-3200MHz 32GB(16GB×2)を実装。グラフィックスカードはMSI「GeForce RTX 3070 VENTUS 2X 8G OC LHR」が搭載されている。各種ベンチマークのスコアが気になるのはもちろんとして、シリーズ最大のコンセプトである静音性がしっかり確保されているかに注目だ。(検証:岸本仁)
CPUは第12世代Intel Coreプロセッサ最上位のCore i9-12900Kを搭載している |
マザーボードはIntel Z690チップを搭載するASUS「TUF GAMING Z690-PLUS WIFI D4」、メモリはDDR4-3200MHz 32GBが実装されていた |
GPUはGeForce RTX 3070を搭載。フルロード時は最大1,950MHzで動作していた |
まずは純粋なCPUのパフォーマンスを「CINEBENCH」系のベンチマークテストでチェックしていこう。「CINEBENCH R15」と「CINEBENCH R20」、「CINEBENCH R23」それぞれのスコアは以下の通りだ。
Core i9-12900KのCPU検証レビューでは360mmラジエターの水冷ユニットを使用しているが、「CINEBENCH R15」のスコアはシングルコアテストで5%程度の差、マルチコアテストは同等という結果だった。よりメニーコアに最適化されている「CINEBENCH R20」や「CINEBENCH R23」では、概ね2~4%落ち。全体的にややスコアは落としているものの、ベンチマークテストだけなら空冷でもかなり近い水準のパフォーマンスを発揮できているようだ。